「高等学校物理/物理II/電気と磁気」の版間の差分
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== ※ 範囲外: 「強誘電体」と圧電体 == 「磁性体に『強磁性体』があるのなら、誘電体にも『強誘電体』があるのか?」のような疑問は、とうぜん、思うだろう。 チタン酸鉛 <ce>PbTiO3</ce> や |
タグce を タグchem に置き換え。w:en:Help:Displaying a formula によると、ceは紹介しておらず、どうも chem を使ってほしいようだ。 |
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20 行
さて、真空中の静電容量の公式は、
:<math>C=\
であった。
誘電体のある場合の静電容量は、
:<math>C=\
となる。
ここで、 <math>\
<math>\
{| class="wikitable" style="float:right"
49 行
|}
ここで、比
:<math> \
を、'''比誘電率'''(ひ ゆうでんりつ)という。
比誘電率をもちいれば、静電容量 C の式は、
:<math> C = \
と書ける。
162 行
である。
よって、電磁波の速度は <math> c = \frac{1}{ \sqrt{ \
このεとμに実測値を入れると、光速の測定値 <math> c = 299792458 m/s</math> と、高い精度で一致する。
186 行
これは単位面積をとおって流れ出る電磁場のエネルギーの流れの量をあらわす。
さて、電磁場のエネルギー密度は <math> u = \frac{1}{2}\
:<math> \
の関係を用いると、(エネルギーでは、2乗によりマイナス符号がなくなるので、絶対値を取って|E|=|c×B| としておくと、計算が簡単になる場合がある。)
結果として
:<math> u = \
となる。
電磁波が、壁にあたって吸収されるとき、単位時間に単位面積あたり 光速C の大きさの体積のなかの電磁波が壁に衝突するので、
198 行
s= c・u に u= ε・E^2 を代入して、 <math> \epsilon \mu \cdot c^2 = 1 </math> と |E|=|c×B|を利用すると、結果的に
: s = <math> \frac{1}{ \sqrt{ \
である。
297 行
「磁性体に『強磁性体』があるのなら、誘電体にも『強誘電体』があるのか?」のような疑問は、とうぜん、思うだろう。
チタン酸鉛 <
しかし、強磁性体が磁気テープや磁気ハードディスクなどの記録メディアに用いられている状況とは異なり、「強誘電体」は記録メディアには用いられていない。過去には、そのような「強誘電体メモリー」を目指す研究開発もあったが、しかし2017年の時点では、まだ「強誘電体メモリー」のようなデバイスは実用化していない。
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