「ITスキルとアプリケーション」の版間の差分

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=== Windows ===
『Windows』(ウィンドウズ)は、米[[w:Microsoft|Microsoft]]社(マイクロソフト社)が販売する商用OSである。ウィンドウズを使用できるハードウェアは、かつては「[[w:PC/AT互換機|PC/AT互換機]]」と言われたが、現在ではほぼすべての市販のパソコンでウィンドウズは動作する。ウィンドウズは、企業から一般家庭まで、多くのパソコンのOSとして用いられており、事実上の世界標準である。[[w:CPU|CPU]][[w:アーキテクチャ|アーキテクチャ]]は[[w:x86|x86]]をサポートする。例外的に[[w:Windows CE|Windows CE]]はそれ以外のコンピュータもサポートするが、一般的なPCで用いられるOSではないため、ココでは紹介しない。(記述出来る方が居るならば記述してください)
 
ウィンドウズは、歴史的に[[w:MS-DOS|MS-DOS]](エムエス ドス)の後継・互換OSとしてスタートしている。1985年以降、初期のWindows(Windows1.0-Windows 3.1などまで)はMS-DOS上の補助アプリケーションとして動作していた。その後の1995年、Windows95が発表され、爆発的に普及した。その後も、複数回にわたってバージョンアップ版が提供された。その変遷は以下の通りである。
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===Mac OS===
米Apple社(アップル社)が開発・販売するPC向けのOS。対応するプラットフォームはMac OS X以前では[[w:PowerPC|PowerPC]]のみである。Mac OS Xで初めてPC/AT互換機、x86(Intel製CPUのみ)プラットフォームへの対応がなされたが、Appleが販売するコンピュータ以外のPC/AT互換機では動作しない。ユーザー主体の操作性を重視している。その登場はWindowsよりも早く、1984年の最初のシステムからすでにGUI(文字だけでなく、アイコンなどの画像や映像などで視覚的に分かりやすくした操作環境)を搭載していた。2001年にMac OS Xがリリースされたが、これは従来のMac OSとは仕様が大きく異なるものとなっている。

一般ビジネス用としてのシェアはWindowsに全く及ばないが、グラフィックデザイン、音楽、映画など、クリエイティブな分野では一定の支持を得ており、また家庭用としても根強いユーザーを確保している。2006年、プロセッサのIntel製への全面移行に伴い、起動時にMac OS XとWindowsを選択したりあるいはMac OS XとWindowsを同時に使用できる機能(ブートキャンプ)が実用化、Windows専用PCからの乗り換えを検討するユーザーが増え始めた。また、Mac OS XはUNIX(後述)ベースになっており、その中核部分(カーネル)は[[w:オープンソース|オープンソース]]OSあるBSDをもとにして開発されていると言われる(マックOS自体は非オープンソースである) そのため、UNIX系のコマンドがマックOS上でも使用できる場合も多く、このようなUNIXとマックとの親和性の高さから、UNIX系 OSのプログラマMac OS X環境に移行でUNIXアプリケーションのプログラムを開発する例も見られる。
 
大まかに次のような変化をたどる。
{| border="1" cellpadding="5" <!-- 表設定 -->
|- <!-- 表ヘッダ -->
! Classic 系
! 日本語OS
! Mac OS X
|- <!-- 表本体 -->
| Macintosh System Software
| &nbsp;
| &nbsp;
|-
| System Software 1.0
| 漢字Talk 1.0
| &nbsp;
|-
| System Software 6.1
| 漢字Talk 6
| &nbsp;
|-
| System Software 7
| 漢字Talk 7
| &nbsp;
|-
| System Software 7.5
| 漢字Talk 7.5
| &nbsp;
|-
| Mac OS 7.6
| ←(呼称を ''Mac OS'' へ統合)
| &nbsp;
|-
| Mac OS 8.0
| &nbsp;
| &nbsp;
|-
| Mac OS 8.5
| &nbsp;
| &nbsp;
|-
| Mac OS 9
| &nbsp;
| &nbsp;
|-
| Mac OS 9.1
| &nbsp;
| Mac OS 10.0 (Puma)
|-
| Mac OS 9.2.2
| &nbsp;
| Mac OS X 10.1 (Cheetah)
|-
| &nbsp;
| &nbsp;
| Mac OS X 10.2 (Jaguar)
|-
| &nbsp;
| &nbsp;
| Mac OS X 10.3 Panther
|-
| &nbsp;
| &nbsp;
| Mac OS X 10.4 Tiger
|-
| &nbsp;
| &nbsp;
| Mac OS X 10.5 Leopard
|-
| &nbsp;
| &nbsp;
| Mac OS X 10.6 Snow Leopard
|-
| &nbsp;
| &nbsp;
| Mac OS X 10.7 Lion
|-
| &nbsp;
| &nbsp;
| Mac OS X 10.8 Mountain Lion
|-
| &nbsp;
| &nbsp;
| Mac OS X 10.9 Mavericks
|}
 
※ Mac OS X Server 1.0 があるがこれは現在の Mac OS X とも異なるもの。
 
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Mac OS X は当初から多言語(英語やフランス語、日本語、中国語など)に対応しており、旧Mac OS や Windows のような「xx語版」という区別はない。Mac OS X 10.4.5 より、それまでの PowerPC 版に加えて Intel プロセッサ版が登場した。
 
=== UNIX ===
 
1960年代,米[[w:AT&T|AT&T]]社(エーティー アンド ティー社)の[[w:ベル研究所|ベル研究所]]で誕生した。しかし近年はUNIXそのものが使われることは殆どなく、UNIXシステムをベースとして様々な改良を施したOSがUNIX系OSとして利用されている。主なものとしては、LinuxLinux(リナックス)ディストリビューションやSolarisなど。LinuxはOSという意味で使われることがあるが、厳密にはその中核部分である「カーネル」を指し、OSとしての実装はLinuxディストリビューションと言うのが妥当である。Linuxディストリビューションとは、Linuxカーネルを元に、実用OSとするために多くのアプリケーション・シェルの実装を行ったものである
 
UNIXの特徴としては、
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:* 上記の特徴のため、用途に応じて無駄なくコンパクトな環境を構築できる。
 
などがある。これらの特徴を理由に、主にサーバ運用などに利用されている。一般ユーザーの使用に関してはWindowsのシェアは圧倒的に大きいが、しかしIT企業などでの、クライアント向け(「サーバや基幹ーでない、一般的なパソコンピュータいった分野においは、現在」というような意味)でもUNIXは用いること多くできるシェアを占めが通常であ(初心者には操作が難しいが・・・)
 
一般ユーザーの使用に関してはWindowsのシェアは圧倒的に大きいが、しかしIT企業などでのサーバや基幹コンピュータといった分野においては、現在でもUNIXが多くのシェアを占める。
 
==== Linux ====
 
「Linux」(リナックス)とは、厳密にはその中核部分である「カーネル」のみを指し、OSとしての実装は「Linuxディストリビューション」と言うのが厳密な用法である。「Linuxディストリビューション」とは、Linuxカーネルを元に、実用OSとするために多くのアプリケーションの実装を行ったものである。
近年、Linux(リナックス)というOSが、クライアント向け(「サーバーでない、一般的なパソコンとして」というような意味)でも用いられるようになっているので、ここで紹介する。
 
カーネルにどのようなアプリケーションを加えるかにより、何通りもの実装がありえて、実際にOSとしての実装が何十通りもあるので、それら個々の実装については「Linuxディストリビューション」ということにより、カーネルとは区別するのである。
 
Linuxディストリビューションは、各生産メーカーごとにカスタマイズされて配布されており、[[w:Fedora|Fedora]](フェドラ)、[[w:Ubuntu|Ubuntu]](ウブンツー)、[[w:Debian|Debian]](デビアン)などのディストリビューションがある。
 
 
===== Linuxのアドバンテージ利点 =====
====== パッケージ管 理======
Windowsに対するLinuxの大きなアドバンテージは、[[w:パッケージ管理システム|パッケージ管理システム]]が充実していることである。
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Windows, Mac OS Xと大きく異なる点として、Linuxでは広範囲の[[w:カスタマイズ|カスタマイズ]]ができることがあげられる。例えば、LinuxにおいてはGUIは[[X Window System]]が用いられるが、これはオプションであり必須では無い。特に、主にサーバーとして扱う場合には、GUI無しで導入した方がよい場合もあるかも知れない。
 
==== = Linuxのディスアドバンテー苦手分野 =====
 
====== ハードウェア互換性 ======
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====== Linuxのハードウェア ======
ほとんどのLinuxは、少なくとも、[[w:インテル|インテル]]系のCPUや、AMD系のCPUで用いることができるのが普通である。
Linuxは特に[[w:インテル|インテル]]系のCPUで用いられることが多いが、他のCPU上でも用いられる。最近では[[w:インテル|インテル]]、[[w:NVIDIA|NVIDIA]]などの[[w:チップセット|チップセット]]供給元も、Linuxのサポートを行うようになってきた。詳しくは、[[Linuxハードウェア]]を参照。
 
====== Linuxの導入法 ======
LinuxとWindowsを同時にハードディスク上に入れておき、適宜必要に応じて使い分けることは可能である。このことを[[w:デュアルブート|デュアルブート]]とかマルチブートと呼ぶことがある。そのため、普段はWindows電源使っ入れいても、特定用途でLinuxOS導入起動することは可能を「ブート」というのである。ただし、その分2種類OSを起動できるようにするからィスク容量は必要ュアルブートなるいうので注意ある
 
デュアルブートにより使用しているOSを変更する際には、いったん電源をシャットダウンするか再起動するなどして、ともかく一時的に電源を終了させて、再起動をする必要がある。
 
そのため、普段はWindowsを使っていても、特定用途でLinuxを導入することは可能である。ただし、その分のディスク容量は必要となるので注意。
 
 
デュアルブートとは別に、Windows内に、あるソフトを用いて、リナックスをアプリケーションとして認識させインストールする方法もあるが、これは「仮想化」(かそうか)といい、デュアルブートとは別の手法である。仮想化をするには、Windowsに、仮想化のための専用ソフトウェア(cygwinなど)をインストールする必要がある。仮想化によるLinuxの起動中は、ウィンドウズのプログラムとリナックスのプログラムの両方を起動しているので、そのぶんメモリの使用量は多くなるので、動作がかなり緩慢になったりする。
 
また、仮想化の場合でも、その分のディスク容量は必要となるので注意。
 
== アプリケーションとは ==
249 ⟶ 265行目:
アプリケーションは、しばしば「応用ソフト」と呼ばれ、「基本ソフト」であるOSとの対比される。OSがコンピュータの動作における基本的な機能やシステムを提供するソフトウェアであるのに対し、アプリケーションはOSの提供するものを土台として、より専門性に特化した機能を付加・提供するためのソフトウェアである。OSに'''インストール'''することで、使用することができる。
 
アプリケーションはOSに依存するため、OSの種類によってアプリケーションの対応状況は異なり、そのアプリケーションがサポートしていないOSで使用することはできない。例えば、Microsoftt 社の Word 2000というソフトはWindows用であり、MacやUNIXでは使えない。Mac用にはMicrosoftから Word 2004 for Macというソフトが販売されているが、こちらは Windows や UNIX では使えない、などといった具合である。
 
== アプリケーションの種類 ==
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* '''デスクトップ環境'''
 
:PC-Unix上では[[w:GNOME|GNOME]]、[[w:KDE|KDE]]などのソフトウェアを組み合わせてGUI環境を構築するようになっており、これらのソフトウェアをデスクトップ環境という。
:デスクトップ環境の中身は、[[w:ランチャー|ランチャー]]、ファイル管理などのツールを組み合わせたものと言われる。Windows、Mac OSでは、これらの機能がOS付属であるので、一般ユーザーが「デスクトップ環境」という一般名詞を特に意識することは少ない。
 
* '''パッケージ管理'''
278 ⟶ 294行目:
:代表的なものに。[[w:Fink|Fink]]、[[w:RPM|RPM]]、dpkg([[w:Debian|Debian]]を参照)などがある。
 
=== ワープロオフィスソフト ===
日本では、下記に述べる、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトをまとめて、「オフィスソフト」という。
 
==== 表計算ワープロソフト ====
 
印刷までを想定して、文書を作成できるソフト。文字の種類や大きさ、色を変えたり、表や画像を挿入したりすることができる。
284 ⟶ 303行目:
:[[w:Microsoft Word|Word]](ワード)、[[w:一太郎|一太郎]](いちたろう)、Writer(ライター)など。
 
『Word』は、マイクロソフト社の製品のワープロソフトである。
=== 表計算ソフト ===
 
リブレオフィスWriter(ライター)は、無料である。
計算式を用いて集計表や家計簿を作成したり、式に基づいてグラフを挿入したりできるソフト。簡易的なデータベースを作成できたりなど、本来の用途以外にも応用範囲が広いことが特徴。
 
==== 表計算ソフト ====
 
表計算ソフトは、計算式を用いて表計算をできるソフトである。集計表や家計簿を作成したり、式に基づいてグラフを挿入したりできるソフト。簡易的なデータベースを作成できたりなど、本来の用途以外にも応用範囲が広いことが特徴
 
:[[Microsoft Excel|Excel]](エクセル)、Lotus1-2-3(ロータス)、Calc(カルク)、[[w:三四郎 (表計算ソフト)|三四郎]]など。
 
『Excel』は、マイクロソフト社の製品の表計算ソフトである。
=== プレゼンテーションソフト ===
 
リブレオフィスCalc(カルク)は、無料である。
 
 
==== プレゼンテーションソフト ====
 
プレゼンテーションに特化しており、1ページ1ページを視覚的に表現することに特化されている。静止画的な修飾だけでなく、アニメーション機能なども搭載されている。
 
[[w:Microsoft PowerPoint|PowerPoint]](パワーポイント)、Impress(インプレス)、Agreeなど。
 
 
 
Impress(インプレス)は、無料である。
 
=== データベースソフト ===
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既存の画像などを加工したり、一から画像を作るためのソフト。様々な種類があり、用途に応じて使い分けられている。
 
総合的に用いられているのは[[w:Adobe Photoshop|Photoshop]](フォトショップ)、[[w:Adobe Illustrator|Illustrator]](イラストレーター)などだが、他にも多々高価でり、数十万円ほどをする。
 
米Adobe社(アドビ社)が、PhotoshopとIllustratorを生産販売している。
 
アドビの製品が高価なこともあり、他の会社が、より低価格な製品を出している。
 
画像編集ソフトは、他にも多々ある。
 
==== ビットマップベクター画像 ====
線や円などといった、図形の情報によって画像を記録する方式の画像形式をベクター画像という。
* Photoshop
* [[GIMP/目次|GIMP]]
 
SVGファイル形式などが、ベクター画像である。
==== ベクトル画像 ====
 
* Adobe Illustrator
* Adobe Illustrator(イラストレーター)
* inkscape(インクスケープ)
 
inkscape(インクスケープ)は無料ソフトである。
 
 
==== ベクトルラスター画像 ====
ビットマップ形式やJPEG形式の画像をラスター画像という。
 
* Photoshop(フォトショップ)
* [[GIMP/目次|GIMP]](ギンプ)
 
GIMPは無料ソフトである。
 
=== Webブラウザ ===
327 ⟶ 377行目:
メールサーバからメールを受け取ったり、メールをメールサーバーに送信するソフトウェアである。
 
:[[w:Windows Mail|Windows メール]]、[[w:Mozilla Thunderbird|Thunderbird]](サンダーバード)、[[w:Shuriken|Shuriken]]など。
 
=== DTM ===
333 ⟶ 383行目:
 
:[[w:en:Rosegarden|Rosegarden]](リンク先は英語)など。
 
そもそも現在、音楽制作では、すでにDTMソフトウェアに、主要な楽器の音で、それぞれの音階の音が、ソフトウェアに内蔵されている。
 
DTM作曲家は、それらのソフトウェア内蔵音を組み合わせて、作曲をしているのである。
 
=== DTP ===