「高校化学 ハロゲン」の版間の差分
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フッ化水素だけ沸点が他のハロゲン化水素よりも高いが、この原因は、フッ化水素では水素結合が生じるからである。 |
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: SiO<sub>2</sub> + 6HF → H<sub>2</sub>SiF<sub>6</sub> + 2H<sub>2</sub>O
工業の用途として、ガラスの表面処理や、くもりガラスの製造に、フッ化水素酸が用いられる。
フッ化水素だけ沸点が他のハロゲン化水素よりも高いが、この原因は、フッ化水素では水素結合が生じるからである。(← ※ 実教出版、数研出版、第一学習社の教科書で紹介。)
フッ化水素酸だけ弱酸である理由も、同様に水素結合によって電離度が低くなっているためである。(← ※ 実教出版、第一学習社の教科書の見解。)
==== 塩化水素(HCl) ====
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: NaCl + H<sub>2</sub>SO<sub>4</sub> → NaHSO<sub>4</sub> + HCl↑
[[File:Hydrochloric acid ammonia.jpg|right|200px|thumb|塩化水素とアンモニアの反応 <br> 白煙( NH<sub>4</sub>Cl )を生じる]]
塩化水素は水によく溶け、その水溶液は'''塩酸'''(hydrochloric acid)である。濃度の濃いものは濃塩酸、薄いものは希塩酸と呼ばれる。塩酸は強酸性を示し、多くの金属と反応して水素を発生する。
: 2HCl + Zn → ZnCl<sub>2</sub> + H<sub>2</sub>↑
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: HCl + NaHCO<sub>3</sub> → NaCl + H<sub>2</sub>O + CO<sub>2</sub>
塩酸には揮発性があり、常温で一部が気体となる。そのため、アンモニアのついたガラス棒を近づけると、塩酸の気体とアンモニアとが触れ
: HCl + NH<sub>3</sub> → NH<sub>4</sub>Cl
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