「高等学校世界史B/17〜18世紀のヨーロッパの文化と社会」の版間の差分

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とりあえず加筆。 レンブラント、ベーコン、ダランベールなど
三角貿易
49 行
== 啓蒙思想 ==
啓蒙思想のためには教育が必要であるから、そのためには教科書が必要であり、そのためには百科事典が必要であると考えられ、'''ディドロ'''や'''ダランベール'''によって『百科全書』が編集された。
 
== 消費生活と貿易 ==
大航海時代を経て全世界的な商業流通が確立していたこともあり、ヨーロッパには海外から茶や砂糖、タバコなどが流入した。
 
そして18世紀には、イギリスにはコーヒーハウス、フランスにはカフェなど、ヨーロッパでは喫茶店が流行した。そして、このような喫茶店が、比較的裕福な市民どうしの社交場になった。
 
また、(アフリカやアメリカなどの)海外の農地では、砂糖や綿花やタバコなどの農産物を大量生産でつくるために、ヨーロッパ資本によって(奴隷などの労働力を利用した)プランテーションがつくられた。
 
この頃に、アフリカで捕らえた黒人奴隷をアメリカ大陸やカリブ海一帯に送って農業などの労働をさせ、砂糖などの農産物をヨーロッパに売りさばく'''三角貿易'''が確立した。
 
三角貿易では、16世紀ごろまでの当初はスペインが海洋の覇権をにぎっていたが、17世紀になるとオランダなど新興国の攻撃によりスペインの地位は低下した。そして17世紀後半にはイギリスが海洋で台頭しはじめた。