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(ドイツ中華大使トラウトマン、陸軍大将の林銑十郎) |
(石川達三(いしかわ たつぞう)の『生きている兵隊』) |
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1930年代の文学では、戦時統制とは あまり関係のない文学的な理由で、島崎藤村(しまざき とうそん)や志賀直哉(しが なおや)の作品が流行した。
いっぽう、思想弾圧によりプロレタリア文学が壊滅した。いっぽう、戦争を描写した戦争文学がさかんになった。火野葦平(ひの あしへい)は自らの従軍経験をもとに『麦と兵隊』を書き、人気を博した。いっぽう、石川達三(いしかわ たつぞう)の『生きている兵隊』は発売禁止になった。
歴史学者の津田左右吉(つだ そうきち)は、日本書紀などは歴史的事実ではないと主張していたため、1940年に津田左右吉の著書の『神代史の研究』ほか3冊は発禁処分となった。
美術の分野では、従軍画家などとして戦地に派遣された
=== 植民地での戦時体制 ===
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