「高等学校日本史B/明治維新」の版間の差分

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政体書のグラフ
政府は1869年1月に、薩摩・長州・土佐・肥前(ひぜん)の4藩に版籍奉還(はんせきほうかん)を上表させた。
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<center>政体書(1868年4月)</center>
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           ┏━上局(議定・参与)
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政府は1869年1月に、薩摩・長州・土佐・肥前(ひぜん)の4藩に<big>版籍奉還</big>(はんせきほうかん)を上表させた。つづいて6月、すべての藩に版籍奉還を命じた。
 
そして旧藩主を知判事として任命し、旧藩主には藩内の石高の10分の1にあたる家禄を与える事にした。
 
しかし版籍奉還のあとも、徴税と軍事の権限は旧藩主が保有した。
 
版籍奉還後の中央組織の再編で、祭政一致の理念から神祇官を太政官から独立させた。また、太政官の下に、外務省・大蔵省などの各省を置く組織となった。
 
新政府の直轄地は一部の地域に限られていた。新政府は、かぎられた直轄地から、税をきびしく徴収したため、税負担の軽減を期待していた民衆の期待は裏切られ、一揆が多発した。