「高等学校生物/生物II/タンパク質と生物体の機能」の版間の差分

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プリオン説について、「生物学者の中にはプリオン仮説をうたがう意見もあり、日本でも 講談社ブルーバックス『プリオン説はほんとうか?』 などでプリオン仮説への反論が紹介されているが、
→‎ペプチド結合: 図が薄くて見づらいので、高校化学で使った図に変更。
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=== タンパク質 ===
==== ペプチド結合 ====
[[ImageFile:aspartame2ペプチド結合.pngsvg|thumbcenter|400px800px|ペプチド結合]]
2個のアミノ酸分子が結合し、いっぽうのアミノ酸のカルボキシル基(-COOH)と、もう一方のアミノ酸のアミノ基(-NH<sub>2</sub>)が縮合して、水1分子が取れて脱水縮合して結合することを'''ペプチド結合'''という。それぞれのアミノ酸は、べつに同一種でなくても良い。また、ペプチド結合によって生成する化合物を'''ペプチド'''(peptide)という。
 
2個のアミノ酸がペプチド結合した重合数が2個のアミノ酸化合物(ジペプチド)は、末端にアミノ基とカルボキシル基を持つので、このアミノ酸の化合物もまた同様に他のアミノ酸と化合が出来て、重合数を3個(トリペプチド)や4個・・・と、どんどんと増やしていける。数十個から数百個と重合数を増やしていける。
 
2分子のアミノ酸がペプチド結合したものをジペプチドという。3分子のアミノ酸がペプチド結合したものをトリペプチドという。多数のアミノ酸が縮合重合したものを'''ポリペプチド'''(polypeptide)という。
 
:※ 『[[高等学校化学II/糖類とタンパク質]]』でもペプチド結合を習うので、よく分からなければ、そっちを参照せよ。
 
ペプチド化合物で縮合に使われなかったアミノ基が末端に残るが、このペプチド化合物の縮合に使われなかった末端のアミノ基を'''N末端'''という。同様に、カルボキシル基も末端に残るが、これを'''C末端'''という。
 
なおジペプチドなどペプチド化合物の構造式を書くときは、縮合に使われなかったN末端のアミノ基を左に配置して、C末端のカルボキシル基を右に配置して書くのが慣習である
 
 
==== 一次構造と高次構造 ====