「学習方法/中学校国語」の版間の差分

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国語の教科書そのものでも、他教科の知識を取り上げています。
== 私立高校対策の評論文について == 評論文についての勉強ですが、余裕があれば予備知識として、国語だけでなく社会科の勉強として、高校の初歩レベルの勉強をすると効率的かもしれません。
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たとえば、戦争文学などでは、社会科の歴史分野でならう「満州」(まんしゅう)などの歴史的な地名が出ています。中学歴史で「満州事変」(まんしゅう じへん)という事件について、習うでしょう。
 
教科書を見れば、脚注(きゃくちゅう)や文章中などで、他教科でならう用語について解説していたりするので、マジメに5教科を勉強していれば、とくに対策する必要はありませんし、他教科の教科書を読み返す必要もありません(教科書レベル~公立高校入試のレベルですが)
 
しかし、裏をかえせば、もし、'''国語以外の教科をマジメに勉強せずにサボると、国語教科書の内容を理解できなくなります'''。
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先ほどの節で「参考書を買おう」などといいましたが、もちろん、できれば検定教科書を読むことも必要です。なぜなら、中学の国語の教科書では、テストには出ないけど、重要な知識が書いてあります。
 
また、中学で習う漢字のなかには、じつは高校や大学の社会科や理科や、大学の国文学などで、くわしい意味をならう漢字もあります。
 
たとえば「約款」(やっかん)という漢字を、中学3年で習うかもしれません。
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それと、文学以外の古典文献は、まず入試に出ません。たとえば歴史書などは国語の入試問題には出ません。
たとえば日本書紀(にほんしょき)も魏志倭人伝(ぎし わじんでん)も、まず国語の入試に出ません。三国志(さんごくし)も、孫子の兵法も、入試の漢文には、まず出ません。
 
日本古文の『平家物語』は入試に出やすいでしょうが、べつに源平合戦の歴史知識は問われません。
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このように、現代文学の読解の練習方法は大変ですので、それよりも、まずは漢字の書取りとか、熟語の書取りとか、そういうのから勉強したほうが得(とく)でしょう。
 
 
== 私立高校対策の評論文について ==
評論文についての勉強ですが、余裕があれば予備知識として、国語だけでなく社会科の勉強として、高校の初歩レベルの勉強をすると効率的かもしれません。
 
そのための手段として、
:'''参考書''': 高校受験レベルで難関高校むけレベルの'''社会科'''(特に公民)の参考書か、
:'''高校の教科書''': あるいは高校の『'''現代社会'''』(という科目がある)などの教科書、
などを読むと、よいかもしれません。
 
どういう事かというと、世間一般の社会評論の文は、想定する読者の知識レベル(社会科の知識レベル)として、いちいち中学校社会科の検定教科書レベルに合わせてくれず、たいてい、高校を卒業した大人を想定して、世間の評論文も予備知識のレベルを高校2年生くらいの(文系コース・理系コースとか分かれる前の)社会科の知識レベルに合わせています。
 
また、私立高校の入試の過去問などを見ると、評論文などでは、予備知識として高校レベルの公民科目の初歩あたりを想定している文章も、けっこうあります。
 
 
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