「高校化学 金属と合金」の版間の差分

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スズ-ニオブ系のほかにも、いくつもの超伝導合金が知られている。
 
 
:(※ 工業高校『工業材料』の教科書にあったので補足しておくと、)じつは超伝導には、単位時間内に流せる電流の大きさに(材質ごとに)限界があり、その限度を超える大きさの電流を流すと、その材質の状態は常伝導にもどる。いったん常伝導にもどっても、電流を下げて超伝導温度まで冷却すれば、また材質は超伝導に戻る。
:なので、もし勘違いして冷却しないと、つまり、(勘違い → )「超伝導だから抵抗熱が無いので、熱が発生しないだろうから、冷却は不要だろう」(×、間違い)と思い込んで冷却しないと、もしも常伝導になった際に抵抗熱が発生するので、回路の焼損など大惨事になりかねない。結局、超伝導でも冷却が必要である。
 
:上述のMRIなどの応用の装置に超伝導材料を使えば、経済的には超伝導時のあいだだけは抵抗熱が無くなるので冷却コストを下げられる可能性はあるが、しかし、けっして冷却コストがゼロにはならないので(電流が限度を超えて超伝導でなくなった場合に冷却が必要)、気をつけよう。
 
※ ほかにも「第二種超伝導」とか工業高校『工業材料』の教科書に書いてあったが、しかし、普通科には不要な知識だろう。
 
=== アモルファス合金 ===