「経済学基礎」の版間の差分
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失業率 |
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よく「失業」が経済問題にされるが、転職のさいにも数週間~数か月ていどの一時的な失業の発生する場合があるから、不況対策などの問題を語るときには、このような短期間の失業は除外する必要があるだろう。
(転職などに伴うとされる)数週間~数か月ていど(高々3か月ていど)といった比較的に短期の失業のことを摩擦的失業(frictional unemployment)という。
さて、失業の発生原因とは、単純に言うと、その職につきたい希望者の人数が、現行賃金のもとで雇用者側が必要としている人数よりも多いから、発生するわけだ(細かい例外はあるだろうが、ひとまず除外する)。
で、このような場合の失業は、通常は短期ではないと考えられており、構造的失業(structual unemployment)といわれる。
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==== 自然失業率 ====
「自然失業率」(natural rate of unemployment)という言葉があるが、
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このように、景気にかかわらず一定割合でいる失業者によって発生する失業率失業率のことを自然失業率という場合がある。
ただし、この自然失業率の算出方法
「自然失業率」として算出された数値が、ほんとうに自然なものか、吟味する必要がある。
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▲いっぽう、スティグリッツは、(wikibooks追記: 好景気の場合で)実際の失業率はやや周期的に波上に上限に変動するので、
それを一定期間の平均的な高さの曲線でならしたものが自然失業だと言っている。▼
なお、この平均曲線の失業率と、実際の失業率とのズレのぶんを、循環的失業(率)などという。▼
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