「経済学基礎」の版間の差分

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減価償却とか機会費用とか、経済教科書によく書いてあるアレの説明
完全雇用とか季節的失業とか
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このようなこともあり、フリードマンなどの経済学者により、フィリップス曲線に代わる新しい失業理論が提唱された。
 
 
(入門の範囲外: )なお、インフレ率と失業率を加算した指標のことをミザリー指数(misery index)という。ミザリーとは「悲惨な」というような意味の英語である。ミザリー指数が高いと、消費者は苦しいと考えられている。第二次大戦後のアメリカ合衆国ではミザリー指数は通常は10%前後だが、1975年と1980年にミザリー指数が上昇して数か月~1年程度のあいだ20%近くになり、悪化した。
 
 
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しかし、解雇された労働者には新しいIT産業などの能力がないために失業が長期化する、といった例がある(たとえばスティグリッツがそう言っている)。
 
 
 
* その他の失業用語
 
;完全雇用
アメリカでは4%または5%の失業率は、好景気の時代でもこれくらいの失業者はいると思う経済評論家が多く、この失業率(4%または5%)まで失業者が低下した状態のことを完全雇用(full employment)という。
 
べつに、けっして統計的に失業率が完全雇用を下回らなかったという事ではなく、完全雇用は単なる目安でしかない。
 
;季節的失業
たとえばアメリカでは、建設業界では、冬は、ほぼ毎年、仕事が減るので建設業での失業者が増える。このように、特定の季節にだけ失業者が増える業界があり、このような業界での定期的な失業のことを季節的失業という。
 
 
==== フリードマンの自然失業率仮説 ====