「学習方法/高校5教科全般」の版間の差分
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参考書はよく吟味し、少ない冊数に絞りこんでやりこむのが適切です。もちろん、参考書によって、伝統的な教育内容を中心的にあつかった参考書もあれば、近年の入試動向を反映した参考書、さらには近年の検定教科書のあつかう話題を組み込んだ参考書もあり、多種多様です。たとえば、文英堂シグマベストと数研出版チャート式と学研の高校参考書では、明らかに編集方針が違っています。ですので、複数冊所持することは一向にかまいませんが、やたら沢山買っても読みきれません。読み切れない読みかけの参考書の山を作るのが最も無駄の大きい学習法ですので、そうなるぐらいならばこれという参考書を決めて1冊やりこむ方が適切です。
==== 大学受験英語との兼ね合い ====▼
=== 定期テストのレベルの問題集に取り組む ===
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高校3年になったばかりの時期では、過去問の得点が悪いのが通常<ref>『高校の勉強のトリセツ』、GAKKEN、136ページ</ref>だと市販の学習ノウハウ本にも言われてますので、あまり過去問対策を急ぎすぎないようにしましょう。
== 教科ごとの学習のバランス ==
=== 英数国が基本 ===
特に受験直前ではない低学年の学習において、基本的な教科として重要なのは英語・数学・国語の3教科です。これは、これら3教科の学力をつけるには付け焼刃ではなく時間をかけたじっくりとした学習が必要なこと、これら3教科の学力をつけることが他教科の学習効率にもつながってくること、これら3教科は大学入試において大きな配点で課されることが多いこと、などによります。中でも大学入試においては、国語は文系、数学は理系において特に重視されがちですが、英語は文理ともに最重要な教科であり、1年生のときから英語の学習を重点的に行うことが推奨されます<ref>『高校の勉強のトリセツ』、GAKKEN、132ページ</ref><ref>船登惟希 『改訂版 高校一冊目の参考書』、KADOKAWA、2019年3月18日、136ページ</ref>。大学入学後の学習にも英語力は文理とも必要なことを考えれば、当然と言えるかもしれません。数学に関しては、英語についで文理ともに重要であり時間のかかる教科ですので、英語についで早くから重点的に学習することが必要になります<ref>船登惟希『改訂版 高校の勉強のトリセツ』、GAKKEM、2020年3月31日 改訂版 第1刷、132ページ</ref>。
普通科の高校の多くでは、高校2年生から文系と理系に分かれたカリキュラムで学習するために<ref>『高校の勉強のトリセツ』、GAKKEN、126ページ</ref>、その選択は実際には1年生の間に迫られることになります。大昔は3年生で初めて文理を選択することが主流の時代もありましたが、昨今の学習内容の増加により、それでは各教科の学習が十分できなくなっているためです。高校1年生で進路を真剣に考えなければならないというのはそれだけでとても高いハードルですが、厳しい言い方をすればもう高校生なのですから、自分のことは自分の頭で真剣に考え、適切な選択をしなければなりません。
2年生以降の学習では、文理選択によりカリキュラムが決まってくることで、学習する教科のバランスは自ずと希望する進路に最適化された形で調整されます。逆に言えば、そこから進路志望を変更すること(いわゆる文転など)は極めて厳しい道になりますので、文理選択の前に十分に進路について考えておく必要があります。
== ノートの使い方 ==
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塾や予備校の中には、不適切な指導をするところもあるので、注意が必要です。生徒にはまず学校での学習があり、他科目の学習があるということを無視して、いたずらに自分の担当科目の、自分の塾オリジナルの、不必要な難問を含んでいたりする教材を勉強させたり、大量の宿題を要求したりする指導などが代表的でしょう。
== 脚注・参考文献 ==
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