近年では、ほとんどの政党は、明確には右翼・保守、左翼・革新政策を打ち出さず、「中道」(ちゅうどう)を掲げる。
== 参考 :中道、タカ派、ハト派==
:※ 下記の表現(中道、タカ派、ハト派など)の言葉は、政治に関する議論ではよく出てきますが、高校検定教科書にでは出てほとんど使われることのない表現ですので、高校生は覚えなくても良いでしょうね。
=== 中道 ===
保守でも革新でもないことを政治理念とした政策を掲げる場合、中道(ちゅうどう)といわれる。あるいは、右翼側でも左翼側でもないことを政治理念とした政策のことも、中道といってもいい。しかし、どちらかといえば右翼寄りな実態の場合、中道右派(ちゅうどう うは) という。一方、左翼寄りな実態の場合、中道左派(ちゅうどう さは)という。
「中道」は、建前(たてまえ)では、他党 の右翼・左翼の極端な政策に対しては、現実に応じた緩やかな政策を示すとされる。または他党の保守・革新に対しては、資本主義体制を維持しつつも、格差の是正にも配慮するというような態度を取 るとされる。そのため、保守・革新両方の支持層からも一定程度支持されることも多い とされるようだ。 ▼
しかし、どちらかといえば右翼寄りな実態の場合、「中道右派」(ちゅうどう うは) という。一方、左翼寄りな実態の場合、「中道左派」(ちゅうどう さは)という。
しかし、「中道 」の政治姿勢は 、建前どおりなら支持層は広いが、特定の支持団体による固定票 をは持たない ためので、 普段は無党派層(特定の支持政党を持たない人々 (無党派層といわれる)の動きに左右されやす いというく、選挙 にの上では不 利安定な 点立場だとも あ言われる。 ▼
▲「中道」は、建前(たてまえ)では、他党の右翼・左翼の極端な政策に対しては、現実に応じた緩やかな政策を示すとされる。または他党の保守・革新に対しては、資本主義体制を維持しつつも、格差の是正にも配慮するというような態度を取るとされる。そのため、保守・革新両方の支持層からも一定程度支持されることも多いとされる。
このように、ある政党が「中道」であれば支持層が広いため、「中道」が選挙に有利な場合もあると考えられているので、ある政党の実態が右翼政党または左翼政党であるにもかかわらず、選挙での支持をねらって形式的に「中道」の理念をかかげる政党が出現する可能性もある。
主に強硬な姿勢を取り、自己主張の強い態度がタカ派ですね。軍事に対しては、武力解決を主張することが多いでしょう。ハト派はそれとは反対に、穏健な問題解決を目指す態度を取ります。ある意味平和主義ですね。
経済政策に関する態度でもこの言葉が使われますし、タカ派は右寄り、ハト派は左寄りという傾向はあるかもしれませんが、大きな理念的、政策的態度を示すというよりは、個人の性格を示す言葉でもありますね。
▲しかし、「中道」は、建前どおりなら、特定の支持団体による固定票を持たないため、普段は支持政党を持たない人々(無党派層といわれる)の動きに左右されやすいという、選挙に不利な点もある。
「左翼」には、上述したように、右翼の軍事拡大に反対する他にも、経済や民族観など、さまざまな概念があるせいで、ある政治家や思想信条が「左翼」と言われた時、それは右翼による軍事政策への反対を指して「左翼」と言ってるのか、それとも経済政策の「革新」的(社会主義)な分配主義を「左翼」と言ってるのか、よく分からない。
そこで、軍事における平和主義者、反戦派としての「左翼」として言及したい場合に「ハト派」という表現が使われる場合もある。ハトが平和のシンボルとして使われる事からの類推的な呼び方である。つまり、ハト派とは「平和主義者」「反戦主義者」である。
一方、戦争も躊躇しない勢力を「タカ派」という。
ところが、これらの「タカ」「ハト」の表現が経済政策における右翼/左翼の表現にも転用され(少なくとも日本では、経済政策の表現にも転用されている)、「経済タカ派」「財政タカ派」「経済ハト派」・・・などのように表現される場合もある。
== 参考: 極右(きょくう)と極左(きょくさ) ==
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