「中学校保健/応急手当」の版間の差分

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→‎発展的記述:熱中症の応急処置のくわしい説明: 範囲外として、「I度」(軽症)・「II度」(中等症)・「III度」(重症) についてコラムで追記。
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環境省サイトやその他の文献<ref>衛藤隆 ほか著『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.347</ref>などによると、手当ての方法がどう変わるかというと、
:意識があれば、軽い立ちくらみなどがあっても、とりあえず冷やしたり、生理食塩水の程度の食塩水を飲ませるなどの応急手当てをする。(I度) 
:意識があっても、上記のI度の治療を行っても回復しない場合、病院へ移送します。(II度) 強い頭痛や吐き気などのある場合も、II度ですので、病院へ移送します<ref>衛藤隆 ほか著『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.346</ref>。
:意識が無い場合、重症であり、ただちに病院へ移送します(III度)。
 
また、I度の症状でも、絶対にすずしい場所で休ませます。もし、それまでスポーツしていたら、該当者のスポーツを休止させます。休止させるのは当然の原則だと読者は思われるでしょうが、しかし実際の学校現場では、ときどきこの原則が守られずに死亡に至り裁判になった事もあります<ref>衛藤隆 ほか著『最新 Q&A 教師のための救急百科 第2版』、大修館、2018年4月20日 第2版 第1刷 発行、P.346</ref>。