「宗教学/神話学」の版間の差分

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=== 異教の神をまねる場合もある ===
たとえば、シュメール神話には女神で「イナンナ」(地域によってはイシュタル、アスタルテなどとも言う)という神がいて、愛や美や豊穣のほか、戦闘をつかさどる女神である<ref>吉田、P194</ref>
 
一方、ギリシア神話にいる女神アテナも、女神なので当然に女性的・母性的であるが、戦闘をつかさどる<ref>吉田、P204</ref>。なお、ギリシア神話のアフロディーテは、美をつかさどる。
 
女性の形をした女神が、愛や美をつかさどるといのは、あまり珍しくなく、他の地域でも似たような傾向が見られるが、しかし戦いをつかさどる女神というのは、比較的に珍しく、他の地域では男性神が戦いをつかさどっている場合も多い。
 
このように、シュメール神話とギリシア神話は、別々の神話でありながら、ところどころ部分的に似たような性質をもつ神がいて、おそらくは少なくともどちらか片方の地域が真似したのだろうと思われる<ref>吉田、P204</ref>
 
 
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このほか、日本や中国に伝わった仏教は、ヒンドゥー教などのインドの神を取り入れている。仏教については既に中学校・高校で教養として習っているだろうから、本ページでは説明を省略する。
 
 
=== 妖精や妖怪、魔獣など ===