「ゲームプログラミング/デバッグ」の版間の差分

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「でも」は国語辞典にあった。ついでに「だって」も記載。
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しかし、ここで問題があるのですが、国語辞典には口語が全く掲載されていません。たとえば接続詞「あと」ですら載っていません。なのでゲーム中の会話文で口語を多用する事の多いゲームでは、国語辞典は不十分です(「なので」も載っていなかったりします)。そして困ったことに国語辞典の代わりになる『口語辞典』というものはありません。販売されていません。なので国語辞典の活用は、せいぜい名詞の確認ぐらいに留めておきましょう。国語辞典には、出版社によっては、どうでもいい一過性の流行語が載っているくせに、数十年前から使われている口語は載っていないなど、とてもフザケた編集姿勢です。なお「でも」や「だって」は国語辞典に普通にあります。
 
なので、実は海外の日本語学習者には、日本の中学校高校で教えられているような文法は、疑われています。実際、留学生や在日外国人のための日本語教科書を読むと、日本の中学高校で教わったような理論体系とは、まったく異なります。
 
根本的には、現代日本語は、近代英語のような文法の原理原則を先に決めたアプリオリな言語とは、文法の確立の経緯が大きく異なります。つまり日本語はけっしてアプリオリな言語ではないのです。だから辞書や教科書による日本語学習には、早いうちで限界が来ます。ですから、市井(しせい)の日本語にも耳を傾けましょう。
 
=== 何が「バグ」ではないか ===