「学習方法/高校卒業後の社会科公民の勉強ガイド」の版間の差分

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心理学では、質的データを使う場合もあるものの、量的データのほうに権威の比重が置かれています<ref>サトウタツヤ・渡辺芳之 著『心理学・入門 心理学はこんなに面白い』、有斐閣、2021年5月30日 改訂第7版 第7刷発行、P215</ref>
文献『心理学・入門 心理学はこんなに面白い』(有斐閣)によると、2015年には、すでに再現性問題の議論が始まっていたようです(Open Science Collaboration, 2015)<ref>サトウタツヤ・渡辺芳之 著『心理学・入門 心理学はこんなに面白い』、有斐閣、2021年5月30日 改訂第7版 第7刷発行、P216</ref>。
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さて、社会学ではなく心理学の問題ですが[[w:再現性の危機]]といって、大学レベルの心理学の教科書などに書かれている基礎的な理論・「法則」などの類が、じつは満足に統計的に追試されていないかもしれないという問題が近年明らかになっており、近年に追試実験をしてみると「法則」の再現性があまり良くなかったりして、主に心理学の分野で大問題になっています。
 
文献『心理学・入門 心理学はこんなに面白い』(有斐閣)によると、2015年には、すでに再現性問題の議論が始まっていたようです(Open Science Collaboration, 2015)<ref>サトウタツヤ・渡辺芳之 著『心理学・入門 心理学はこんなに面白い』、有斐閣、2021年5月30日 改訂第7版 第7刷発行、P216</ref>。また、医学でも再現性が問題になっているようです(Baker, 2016)<ref>サトウタツヤ・渡辺芳之 著『心理学・入門 心理学はこんなに面白い』、有斐閣、2021年5月30日 改訂第7版 第7刷発行、P216</ref>。
 
 
どうも心理学では、今までまともな追試をせず、あるいは追試によって反証があっても無視したりして、学会やマスコミなどの流行ばかりに基づいて、満足に追試実験をしないで来てしまった分野もあるようです。