「学習方法/高校卒業後の社会科公民の勉強ガイド」の版間の差分

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* 政治学も統計を迫られている 20世紀初頭の米国シカゴ学派の法学者・政治学者メリアムという学者の理念が、法制度研究において歴史学的な編成を記述するだけでは不適切という理念であり、心理学や統計学を駆使した研究をすべきだという理念をメリアムは提唱している<ref>吉野篤『政治学 第2版』、弘文堂、2018年(平成30年 ※原著で併記)2月28日 第2版 第1刷発行、P56</ref>。
→‎経済学: 「社会主義経済学」は、経済学としては、めぼしい成果もありません。かつての社会主義国の経済についての分析に使われた数学的な道具も、近代資本主義の研究を通じて開発されたものばかりです。<ref>小室直樹、『小室直樹の経済原論』(復刊本)、東洋経済新報社、2015年6月11日発行(原著は1997年の刊行)、P10</ref>このため、少なくとも現代の経済学を学ぶ目的の場合には、初学者は社会主義経済学は学ぶ必要が当面は無いでしょう。
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=== 経済学 ===
高校までの公民で習った経済よりもはるかに踏み込んだ内容となります。そして、'''「文系の中の理系」とよばれるくらい、数学を使います'''。高校の私立文系コースだと、数学はほとんど学ばなくても済む場合がありますが、その場合は入ってからかなり苦労します。
 
経済学で研究する経済は、現代の資本主義経済が中心であり、派生的に経済史や資本主義以外の経済現象を研究します。
 
「社会主義経済学」は、経済学としては、めぼしい成果もありません。かつての社会主義国の経済についての分析に使われた数学的な道具も、近代資本主義の研究を通じて開発されたものばかりです。<ref>小室直樹、『小室直樹の経済原論』(復刊本)、東洋経済新報社、2015年6月11日発行(原著は1997年の刊行)、P10</ref>このため、少なくとも現代の経済学を学ぶ目的の場合には、初学者は社会主義経済学は学ぶ必要が当面は無いでしょう。
 
=== 経営学 ===