「学習方法/高校受験/高校受験全般」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし タグ: 差し戻し済み ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集 |
2020年8月27日 (木) 14:44時点における すじにくシチュー による版に差し戻し。前編集者たちが高校入試問題の過去問を確認してないので論外。 タグ: 手動差し戻し |
||
1 行
学習方法そのものには深入りしないように注意しよう。5教科の受験勉強そのものを実行することのほうが、学習方法なんかよりも、重要である。
けっして学習方法ばかりを勉強して、肝心の5教科の受験勉強がおろそかにならないように注意しよう。
== 原則 ==
高校入試対策では、国語・数学・理科・社会・英語のすべての教科について、共通して、つぎの勉強法が必要だろう。
'''原則'''
:* ドリルやワークブックなどを使って、中学の範囲をキチンと一通り、練習すること。
:* そして、問題集などで、中学の範囲をキチンと一通り、練習すること。
:* 家での自習では参考書を中心に勉強。教科書ではなく。教科書は補助教材として用いる。
:::教科書には授業で習わなかった未習の範囲の内容も載ってるだろうが、参考書で未習範囲も対応できる。わざわざ教科書の未習範囲を読みこむ必要は無い。
:* そして、参考書を、すくなくとも1回は読み通すこと。
:* 単に、読んで理解するだけでなく、かならず用語などの書き取り練習をすること。数学や理科の計算の場合は、計算練習をすること。
:* 普段からの復習。予習は場合によって必要。
:* 睡眠時間や食事などは、キチンと確保する。健康を害しては、学習効率が下がるし、徹夜などをしても集中力が下がるので学習効率が低下するだけである<ref>船登惟希 『改訂版 高校一冊目の参考書』、KADOKAWA、2019年3月18日、69ページ</ref>。
:::俗説(ぞくせつ)の「四当五落」(しとうごらく、 意味:「1日5時間も睡眠してるようでは不合格。4時間の睡眠時間で合格。」という意味)なんぞは単なる知ったかぶりの俗説であり、受験勉強をマトモにしたことのない人が知ったかぶりをいてるだけであり、相手にしないほうが良い。
::大人の社会では、徹夜で勉強するくらいなら早起きして、朝早く起きて勉強するほうが良いともよく言われるのですが、市販の勉強法の書籍でも早起き勉強法が紹介されていますが<ref>『高校の勉強のトリセツ』、GAKKEN、149ページあたりページ</ref>、しかし中学生・高校生にはそこまでの早起きは無理でしょうから、ならば普段から計画的に勉強しておきましょう。
:* 難関の高校を目指す場合、けっして勉強してない範囲を残すな。参考書・問題集で、しらみつぶし的に、全教科の全範囲を勉強しろ。
なんだかんだで勉強に時間が掛かる。部活などが推薦の条件に関わらない限り、部活などは中止しよう。普通の中学では部活は1学期末までである。
その他、趣味などは中止・時間削減しよう。たとえ趣味を通してアナタが人間的に成長しようが、そんな事は入試の得点にならないし、面接でも高校の教員には伝わらないだろう。高校入試ではなく大学入試のノウハウですが、残念ながら日本の大学入試は、そういう傾向になっており、市販の大学受験用の学習ノウハウ本でも、あまり時間の掛からない趣味にしようと勧めてしまっている書籍をよく見かける状態です。
以降、高校受験に話題を戻す。
あと、学校にキチンと出席しよう。(ただし病欠とかは例外) 面接での印象の問題である。
すでに1年生・2年生で多く欠席してしまった場合、せめて3年からはキチンと出席しよう。
== 学習の基本的姿勢 ==
苦手を克服することは大切な事である。またそれは高校に入ってから生きてくるだろう。しかし入試で大切なのは点数を取ることである。例えば、英語が苦手で30点、数学が得意で100点を取れている人と、英語、数学どちらも60点の人ならば、前者の方が2教科の合計得点が10点高いのである。(ただあまりにも苦手な科目があると高校に受かっても進級に関わってくるので注意)
苦手科目は重点的に勉強する必要がある。しかし、得意科目もないがしろにしてはいけない。このバランスが、高校入試の学習の最重要ポイントの1つである。
=== 苦手教科の勉強 ===
'''原則'''
:* 1年の範囲ばかりを勉強するな。
:* 教科書レベルの範囲ばかり勉強するな。
苦手科目を勉強しようとする場合、間違ったパターンとして、得意分野ばかりを勉強しがちな場合が多いです。
また、3年生になっても、いまだに1年・2年の教科書レベルの基礎的な範囲ばかりを勉強しがち、です。本人は基礎固めをしているつもり、というわけです。
しかし、普通に学校や参考書で勉強していれば、3年になれば、1年・2年の教科書レベルの範囲は、ほぼ終わっているはずです。これ以上、同じ範囲ばかりを勉強しても、学力は、あまり伸びません。それでも受験対策として1年・2年の範囲を復習したいなら、せめて参考書などで、私立高校受験・難関校受験の出題レベルの1年・2年の単元の範囲を勉強しましょう。
けっして「基礎が大事。」というのを勘違いして、1年の教科書レベルの基礎ばかりを勉強しないように注意してください。
なので、できれば最初から参考書を中心にして勉強したほうが良いです。
前の節で述べた勉強法の原則は、まちがって得意分野ばかりを勉強しないようにするための対策として、なるべく全範囲をワークブックなどで網羅的に勉強しろ、などと言ってるわけです。
=== 得意教科の勉強 ===
'''原則'''
:* 幅広く学習し、穴を作らないこと。
:* 苦手科目の存在を忘れないこと。
:* 応用・発展問題を中心に学習すること。
中学3年生の受験勉強の失敗例には、得意教科の勉強があんまり楽しいもんだから苦手科目に手がつかないというケースが多く見られる。本項で言うことではないかもしれないが、決して苦手科目の存在を忘れてはならない。それは現実逃避に相違ない!
また得意教科だからといって慢心してはならない。言うまでもないが、入試にはいくらでも発展的な問題が出る。
例えば数学を得意としていた受験生が、数学の試験の途中で解けない問題にぶちあたり、高得点を望めなくなったため泣きだしてしまった、という話がある。得意教科と言う拠り所を失うことは、そのまま不合格に繋がるのである。
例に挙げた受験生のような事にならないように、まずは難しめの問題集などをやってみること。もちろん高いレヴェルの問題に対応することが目的だが、”問題が解けない” ”一切分からない”感覚を味わい、慣れることも重要。定期テストや課題テストといった甘い世界に身を置いていた中学生の中には”この教科で俺に解けない問題はない”というプライドを持つ者がいる。これは捨て去らなければならない。入試において、分からない問題を飛ばすのは重要な戦略なのだ。
== 私立や難関の高校を目指す場合 ==
* 難関の高校を目指す場合、けっして勉強してない範囲を残すな。参考書・問題集で、しらみつぶし的に、中学の5教科の "全範囲" を勉強しろ。
この勉強法で必要なのは "実行力" である。けっして、才能ではなく、感性でもなく、天性の知性でもなく、じっさいに手を動かして、しらみつぶしに一通りの勉強をするという実行力である。
けっして得意分野だけに偏って(かたよって)、苦手分野を勉強しないなんて事はあってはならない。
もし得意分野しか勉強しないなら、得意分野の勉強時間を減らしてでも苦手分野の勉強をすることが大事だ。
そして、苦手分野の学習によって自分の無知に気づかされても、その現実から目を背けるな。
そして、単に自身の無知を自覚するだけでなく、実際に手を動かして学習して、苦手分野を埋めろ。
=== 中学範囲外の出題について ===
私立高校などでは、高校1年の範囲から出題される場合もある。書店の参考書コーナーで、難関高むけの参考書が市販されているので、それらの参考書を買って利用すると良いだろう。
高校生用の参考書は、科目が細かく分かれているので、中学生には使いづらい。なので、高校用の参考書を買うよりも、まずは中学生用の難関むけの参考書を買ったほうが良い。
たとえアナタが学習塾などに通っている中学生の場合で、高校の範囲を習える環境にいる人であっても、難関高むけの参考書を買っておくと、自習もしやすく便利だろう。
難関高校むけの参考書は、やや厚めだが、読んでみると意外と難しくなく、読み進めることが出来る。平均以上の学力(平均レベルの学力も含む)の中学生なら、難関高校むけの参考書を買っておいて損は無い。
=== 英語科目について ===
英語の場合、高校1年ていどの単語を要する問題とかが出る場合もあるので、高校基礎レベルの単語集・熟語集などを買っておいて練習しておこう。(せいぜい高校基礎レベル、かなり英語が得意な中学生でも高校標準レベルまでで充分だろう。大学受験レベルは、高校受験生には時間的に無理。)
難関高校むけの単語集・熟語集などが書店で売っていれば良いが、もし地元の書店に売ってなかった場合、高校用の単語集・熟語集などで代用することになる。
== たとえ難関受験をする場合でも、高校の学習範囲には深入りしないべき ==
難関受験をすると、高校1年の範囲を学ぶ必要もあるので、得意教科などの高校の範囲に深入りしたくなる。しかし、けっして "深入り" してはいけない。
なぜなら、深入りしてしまうと、他教科を勉強する時間が減るからである。また、理解のために時間を取られてしまい、問題練習とかの時間も足りなくなるだろう。
だから中学生の段階では、得意分野を伸ばす勉強よりも、まずは苦手分野を埋める勉強のほうが重要である。
なぜなら高校に入ると、たとえば理科の勉強でも数学の知識が必要になったりとか、複数の教科の知識が必要になる。
高校の社会科の日本史でも、国語の古文で習うような歴史知識は、当然、日本史でも知っていても当然となる。
なので、中学で習う程度の5教科は、どのみち、大学受験までには、バランスよく完璧に身につけておかないと大学受験に対応しづらい。
中学生の段階で高校の範囲を予習するのが難しいことは、私は知ってます。しかし、たとえ中学生がそういう努力をしたところで、高校に入ってしまえば、世間から見れば、「得意分野しか勉強しようとしない努力不足の連中」と一緒にされてしまうので、とても損です。
なので、高校生用の参考書は、原則として、高校受験生である受験生は読みこまないほうが良い。辞書やハンドブックなどの代わりとして高校用の参考書を代用するぐらいなら構わないが、原則として中学生の普段の勉強は、中学生用の参考書を読み、中学生用のワークブックをこなし、中学生用の問題集などを解く事である。
中学生用の難関高校受験用の参考書を5教科読み終えても、それでも物足りなく感じるなら、だったら次に読むこむべき参考書は、別の出版社が出してる難関「高校受験」用の参考書を読み込んで、読み比べればよい。
== 公立中学での教師の進路指導での建前について ==
:※ 学習方法とは少し違うが、関連事項なので、ここで説明。
公立中学の教員は、法律的な立場がおおむね地方公務員のようなものですので(厳密な法律では少々違いますが)、公立中学としての立場上、進路指導などでも明言できない事があります。
たとえば「あの高校は、生徒のガラが悪い・・・」とか「あの高校は、進学実績があまり良くない・・・」とか、「過去にあの高校で、ああいう不祥事があった・・・」とか、そういう事です。
義務教育としての立場上もあり、公然とは生徒全員には言えない事が、公立中学には、あるのです。
もちろん、成績優秀な生徒などには婉曲的には三社面談などでそれとなく伝える可能性もありますが、しかし、もし中学生であるアナタの中学での成績の悪い場合などは、そういう婉曲的な言い回しすら教師からは伝えられない場合すら、ありえます。
「公立の教師だから本音は言えない」という事自体すら、公立中高の教師は言えないという事実を、生徒側であるアナタは念のために把握しておきましょう。
== 脚注・参考文献 ==
|