とにかくどんな分野でも、事実上楽しくなければ、人は去っていくだろう。
{{コラム|作者は答えを知ってしまっている、が、それでも、自分の作りだした物語と世界は、素敵で魅力的なものだと思っているだろう。|
これは、ハドソン (ゲーム会社名)の『新桃太郎伝説』(スーファミ版)の攻略本『新桃太郎伝説 究極本』(KKベストセラーズ 刊)で、作者の さくま あきら が、読者インタビューに こう答え る形でそう言っています。 ▼
バランス調整とは少し違いますが、作者はネタバレを知ってるので、シナリオに感動できないわけです。
読者「ゲーム中、もっとも印象に残ったシーンはどこですか?」
▲これは、ハドソン(ゲーム会社名)の『新桃太郎伝説』(スーファミ版)の攻略本『新桃太郎伝説 究極本』(KKベストセラーズ 刊)で、作者の さくま あきら が、読者インタビューに答える形でそう言っています。
ゲーム雑誌での読者からの「ゲーム中、もっとも印象に残ったシーンはどこですか?」という旨の質問に対し、さくま氏は「作者はシナリオの答えを知ってるので、もっとも印象に残るとかそういうのはありません」的な内容の返答をしています。
これは明らかに質問の仕方がおかしいし、不適切だろう。最も印象に残ったシーンって、…これはゲームと物語を受け取った側が感じる事じゃない? 。
}}
;ティッシュテスター
さて、作者バイアスでバランスが分からなくなるのは作者だけではなく、テストプレイヤーやデバッガーも、そのゲームに慣れてゆくと、次第に感覚が一般プレイヤーとズレずれていき、テストプレイヤー達もゲームの適切なバランス側が分からなくなっていく。
このことを比喩した表現とに関して、「ティッシュ テスター」(tissue tester)という用語言葉がある。使らしい捨て。つまりティッシュが1枚あたは一度きり1度しかの使えないよう捨て、新鮮に、そのゲームに予備知識の無いを見てバランスを判断できるテスターも、最初の一度回きりということ。最もテスターも仕事としてそれをやっているのだから、使えないので捨てにされたらたまったもんじゃある。「フレッシュミート」(新鮮な肉、fresh meat)とも言いますけどね。
「フレッシュミート」(新鮮な肉、fresh meat)とも言うようですね。
かといって、テストプレイヤーの人数にも限りがあるので、ゲーム作者は、たとえ自作ゲームのバランス調整が不完全でも、最低限の調整をしたら、もう「えいやっ」と(フリーゲームや同人ゲームなら)ゲームのver1.00および以降バージョンを出さざるを得ない。
どちらにしろゲーム業界の連中が、他人を雇うということをどう見て考えているか、よくわかる言い草だね。
単にバグを探すだけのデバッグ用テストならティッシュテスターでなくても可能ですが、しかしバランス調整ではティッシュテスターがいたほうが効率的です。
=== 要素の相互関係 ===
|