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===== 使用中にフリーズする =====
== 動作環境の切り替え ==
MS-DOSには基本的に英語環境と日本語環境の2つが用意されています。
 
更に日本語環境内には日本語モードと英語モードがあります。
 
両者の違いは以下の通りです。
*日本語環境:日本語ドライバが搭載されていて、英語モードとはその中で仮想的な英語環境を表示すること。
*英語環境:米国版MS-DOSと互換性を保つため日本語ドライバを搭載しない環境。
 
ここではこれらの設定、及び変更について記述します。
=== 言語環境の切り替え ===
日本語環境の内、日本語モードと英語モードの2つがあります。
 
画面の動作モードが日本語ならコマンドメッセージは日本語、
 
英語ならコマンドメッセージは英語で表示されます。
 
※基本的に処理方式は変わりませんが、英語モードでないと起動できないコマンド(QBASICなど)や処理方式の変わるコマンド(SORT)があります。
==== 切り替え方法 ====
言語環境を切り替えるためには次のコマンドを使用します。
{| class="wikitable"
|-
! コマンド !! 概要
|-
| US || 日本語環境内で一時的な英語モードにする CHEV US を実行するバッチファイル。
|-
| JP || USで切り替わった言語環境を戻す CHEV JP を実行するバッチファイル。
|-
| CHEV || 日本語環境内で一時的に英語モードと日本語モードを切り替えるコマンド。
|-
| CHCP || システムの持つコードページを切り替えるコマンド。
|}
===== 表示の違い =====
日本語環境内で表示されていた \ が英語では半角バックスラッシュに変わります。例えばこのように変わります。
<pre>
C:\>
</pre>
※制約上全角になってます。ご了承ください。
==== US,JPによる切り替え ====
US,JPはCHEVコマンドを使ったバッチファイルです。
もし、英語モードに変更をしても不具合の生じるアプリケーションを実行する場合、後述のSWITCHコマンドを使って環境を切り替えてください。
 
*英語モードに変更する
<pre>
C:\>US
</pre>
と入力し[Enter]を押すとメッセージが全て英語になります。
 
*日本語モードに戻す
<pre>
C:\>JP
</pre>
と入力し[Enter]を押すことで日本語の表示に戻ります。
 
=== SWITCHコマンドによる環境切り替え===
先述の方法で不具合のでた海外製アプリケーションを実行したい場合に使うコマンドです。
SWITCH はあらかじめ用意された CONFIG.US AUTOEXEC.US を読み込むことで英語環境になります。
主に変更される点は以下の4つです。
*キーボードレイアウト
*全角、漢字文字表示機能
*半角カナ表示フォント
*印刷出力用フォント
 
===== 英語環境に切り替える =====
<pre>
C:\>SWITCH
</pre>
と入力し[Enter]を押すと確認メッセージが出るので[Y]と押すとシステムが再起動し英語環境になります。
 
===== 日本語環境に切り替える =====
<pre>
C:\>SWITCH
</pre>
と入力し[Enter]を押すと確認メッセージが出るので[Y]と押すとシステムが再起動し日本語環境に戻ります。
==== 変更される初期設定ファイル ====
SWITCHコマンドを使う事により以下のファイル名が変更されます。
{| class="wikitable"
|-
! 日本語環境での設定ファイル !! 英語環境での設定ファイル
|-
| CONFIG.SYS || CONFIG.JP
|-
| AUTOEXEC.BAT || AUTOEXEC.JP
|-
| CONFIG.US || CONFIG.SYS
|-
| AUTOEXEC.US || AUTOEXEC.BAT
|}
 
== 環境設定 ==
=== 概要 ===