「Wikijunior:物質/物質とは?」の版間の差分

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漢字のいくつかに読みを追加。鉄(てつ)、水(みず)、空気(くうき)、など。
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[[File:Phase_change_-_ja.svg‎|thumb|right|300px|状態の変化を表した図。気体から固体への変化が「昇華」と記されていますが、本来は「凝結」が正しい表現と主張する学者もいます。]]
物質の状態は、大きく分けると、<font color=#ff0000>'''固体'''(こたい)</font>、<font color=#ff0000>'''液体'''(えきたい)</font>、<font color=#ff0000>'''気体'''(きたい)</font>、<font color=#ff0000>'''プラズマ'''(イオン)</font>の4つに分けることができ、必ずどれかの状態でこの世界に存在しています(ただし、ふつうプラズマやイオンは、分類のうえでは気体のひとつとして数えられることが多いです。)。<br />
* 固体とは、鉄(てつ)などのように、しょうげきや熱(ねつ)くわえても形が変わりづらいもののことです。人間の目で見たり、さわったりすることもできます。
* 液体とは、水(みず)などのように、しょうげきを加えるとすぐに形が変わってしまいますが、熱(ねつ)を加えてもあまり形が変わらないもののことです。人間の目で見たり、さわったりすることもできますが、さわるとすぐに形がかわってしまいます。
* 気体とは、空気(くうき)などのように、しょうげきや熱を加えるとすぐに形が変わってしまうもののことです。人間の目では見ることはできないものが多いですが、においがしたり風を感じることはできるので、そこにあると感じることはできます。
* プラズマについては、少しむずかしいのでここでは説明しませんが、最近さいきん色々なところで聞くことも多い<font color=#ff0000>'''イオン'''</font>という言葉がとても深く関わっています。
=== 圧力や温度で状態は変化します ===
上に書いた、鉄、水、空気のたとえは、あくまで常温(「じょうおん」、ふだんわたしたちが生活しているときの温度)の場合で、あまりに圧力(あつりょく)や温度が変わりすぎると、同じ物質でも状態が別のものに変化することがあります。これを<font color=#ff0000>'''相転移'''(そうてんい)</font>と言います。相転移には下のような種類があります。
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しょうか(昇華)、蒸発(じょうはつ)のように漢字と読みの順番が反対になっているのは誤植ではありません。なるべく小学校6年生までに習わない漢字を太字部分では使用しないように心がけたため、このような表記となりました。()内の漢字や読みは子どもたちにとっては、あくまで参考程度となるように考えています。
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[[File:Foundry ladle pour.jpg|thumb|right|200px|鉄などの金属をとても高い温度まで熱すると、液体に変化します。]]
* とても熱い温度に熱せられた鉄がオレンジ色のどろどろした液体になった場面をテレビなどで見たことはありませんか?これを鉄がゆう解したと言います。
* 水は0度まで冷やすと氷(こおり)になりますし、100度まで熱すると水蒸気(すいじょうき)になります。水がおりになることを、水がぎょう固した」といいます。水が水蒸気になることを「水が蒸発したそれぞれ言います。
* わたしたちがふだん吸っている空気は、<font color=#ff0000>'''ちっ素'''(窒素、ちっそ)</font>、<font color=#ff0000>'''酸素'''(さんそ)</font>、<font color=#ff0000>'''二酸化炭素'''(にさんかたんそ)</font>などが集まってできていますが、ちっ素や酸素をマイナス200度くらいまで冷やすとぎょう縮して液体になり、二酸化炭素はマイナス80度くらいまで冷やすとぎょう結してドライアイスという固体になります。
* 反対に、ドライアイスを水に入れたりして温度を上げると急激に気体になろうとします(出てくる白いけむりがそうです)。これが二酸化炭素のしょうかです。