「中学校技術/材料と加工に関する技術を利用した製作品の設計・製作」の版間の差分

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直角定規について記述。
やすりがけを記述。ドリルによるボーリング穴あけを記述。
257 行
# ダイスを取り付けるでは、刻印面が見えるように、水平に取り付ける。
# ダイスを水平のまま、右に回すとねじが削られ始める。
 
[[File:ViceBench-insetSoftJaws.jpg|thumb||350px|right|横万力(角胴形)]]
[[File:Schraubstock groeßer.jpg|thumb|350px|right|やすりがけでの万力の使用例。やすり加工のために、木材を挟み込んで固定している。]]
 
;注意
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== 検査 ==
[[File:SquareEngineersMachinist.jpg |thumb|300px|right|直角定規]]
 
[[File:Sashigane1.jpg|thumb|300px|right|さしがね]]
;直角定規度の検査
'''直角度'''を正確に図る場合には'''さしがね'''か、あるいは'''直角定規'''を使いう。直角定規は「スコヤ」ともいう。
直角定規の使い方は、学校教科書を参考にしてください。
[[File:Sashigane1.jpg|thumb|300px|rightleft|さしがね]]
 
{{clear}}
== やすりがけ ==
[[File:Schraubstock groeßer.jpg|thumb|350px|right|万力の使用例。やすり加工のために、木材を挟み込んで固定している。]]
やすりには、目の細かいものと目の粗いものがある。目の粗いものは、一回の動作で削れる量が多いが、仕上がりが粗くなる。
目の細かいものは、一回の動作で削れる量が少ないが、仕上がりが細かくなる。仕上がりには、目の細かいものを使うことが多い。
 
やすりの種類を、必要に応じて使い分ける。
 
やすりの削り方では、押すときに力を入れて削るようにする。
 
詳しい工具の使い方については、学校教科書を参照してください。
 
やすりのかけ方には、'''直進法'''(ちょくしんほう)と'''斜進法'''(しゃしんほう)とがある。
斜進法は荒削りに適する。直進法は仕上がりがきれいになるので、仕上げは直進法で行うのが一般である。
 
<gallery widths=200px heights=200px>
File:DiamondFiles.jpg|さまざまな、やすり。
File:NeedleFiles.jpg|さまざまな、やすり。
File:FilesFlat-Smooth-2ndCut-Bastard.jpg|やすりの目の拡大。比較のための定規が写っている。
画像:File cross-section.svg|やすりの断面形状の種類。
</gallery>
 
 
 
* 紙やすり
[[Image:Schuurpapier2.JPG|thumb|紙やすり<br>色は、必ずしも、これと同じとは限らない。]]
目の荒いものと、目の細かいものと、種類がある。目のあらさの度合いを'''粒度'''(りゅうど)といい、番号が低いものほど目が荒い。
 
<gallery widths=200px heights=200px>
Image:Schleifpapier verschiedene Sorten.jpg|さまざまな、紙やすり。
Image:SCSandpaper.jpg|さまざまな、紙やすり。
</gallery>
 
== 穴あけ ==
まず事前に、穴をあけられる側の工作物に'''けがき'''をしておく。穴あけのけがきのさいは、'''センタポンチ'''でくぼみをつけておく。
 
穴あけでは'''卓上ボール盤'''(たくじょうボールばん)を用いるのが一般である。
 
:金属を削る場合は、'''万力'''で固定する。
:木材を削る場合は'''クランプ'''で固定する。
 
<gallery widths=200px heights=200px>
File:ViceBench-insetSoftJaws.jpg|横万力(角胴形)
File:Clamps.jpg|上段:ポニークランプ(パイプクランプ)/中段左より:F型クランプ, クイッククランプ,ウッドクランプ/下段:バネクランプ, C型クランプ,カムクランプ
</gallery>
 
;注意
* ドリルは、'''ドリルチャック'''で、しっかりと固定する。固定の方法は、学校教科書を読むか、担当教員に質問してください。きちんとドリルを固定しないと事故の恐れがあります。
 
* 安全のため、ゴーグルをしてください。
* ドリルや動作部に、顔を近づけすぎないようにしてください。
 
* 直径の細いドリルを用いるときなど、ドリルが折れる場合があります。ゴーグルで目を保護してください。
 
* 切りくずは、けっして息で吹いてはいけません。切りくずを除去する必要があるときは、いったんスイッチを切って回転を止めて、そして掃除用のハケ(ホウキのようなもの)で、切りくずを除去してください。<br>
また、このようなことができるように、事前にハケを用意してください。
 
* 手袋はしてはいけません。自動の回転機械を扱うときは、手袋をしないのが一般です。
 
* ドリルの回転を開始する場合は、ドリルを材料から離した状態で、スイッチを入れて回転を開始します。<br>
同様にドリルの回転を止める場合も、材料から離してから、スイッチを切って、回転を止めます。
ボール盤のテーブルの高さは、このようなことができるように調整してください。テーブルの調整方法は、担当教員にお尋ねください。
 
* ドリルの回転中は、けっしてドリルにふれないでください。
 
* ドリルは、木材用と金属用とプラスチック用とで種類が異なります。
 
[[ファイル:Bohrer.jpg|thumb|各種ツイストドリル]]
 
注意事項は、他にもあります。
作業を行う場合には、学校の担当教員に確認をしてください。