「学習方法/中学校公民」の版間の差分

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ただし大学の経済学部の授業などでは、お金の計算などで、計算問題が出ます。
 
=== 憲法以外の法律の細かい条文は入試に出ない。 ===
 
中学校では法律の知識として、憲法や労働基準法とか、いくつかの法律を紹介されます。
 
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たとえば検定教科書の巻末には、法令集があり、そこに法令の抜粋が載っていて、民法や労働基準法などの、いろんな条文が乗ってます。ですが、高校入試には民法の条文は出ないでしょう。せっかく時間を掛けて民法の条文を読んでも、あまりテストには役立ちません。
実際に市販の中学生用の参考書で巻末を見ても、教科書とはちがい、そもそも参考書には法令集なんて載ってません。
 
== 公立高校の入試は教科書から出る。 ==
公立高校の入試は、中学の検定教科書で説明していることを出して良いことになっています。逆にいうと、教科書で全く触れられていないことは、たとえ実社会で必要な知識であっても、入試には出ないことになります。
 
*基礎レベルの参考書を読め。
受験対策は、やさしめの基礎レベルの中学生用参考書を買って、また問題集を買って、公立高校への入試対策をしてください。入試対策のために、検定教科書の記述を深く読み込んで調べるのは、時間の無駄です。なぜなら教科書会社は多くあって、それぞれ会社ごとに記述の傾向が違います。入試の出題者は、特定の教科書会社には、あわせてくれません。
 
教科書の読み込み勉強の時間は、参考書を理解できるようになるために、必要最低限の教科書の勉強時間にしておいて、受験勉強は参考書や問題集を中心にしたほうが良いでしょう。
 
難し目の発展レベルの参考書には、公立高校の入試には出ないことも載っています。大学入試に出るようなことや、大学入試にも出ないようなことも載っています。
 
大学入試に出るような内容は、私立高校の入試にも出る可能性があります。大学入試にも高校入試に出ないような事は、たとえ重要な知識であっても、入試には出ないので、受験勉強では後回しにせざるを得ないでしょう。
 
こういう出題傾向の現状とかを考えると、受験勉強では、問題集が必要になってきます。
 
 
*新聞とかニュースの報道内容は入試に出ない
世間には「社会勉強として、ニュースや新聞などを見ろ。」と言う人が時々いますが、報道内容そのままの知識は、入試には出ません。
いわゆる「社会勉強」は、高校入試の社会科には、まず出ません。
 
たとえ入試に昨今の時事問題が出ても、基本的には、参考書ていどの説明でカバーできます。
参考書以外に、新聞やテレビや雑誌で時事の情報を追っかけても、労力の割には入試の成績は上がらないでしょう。
 
 
高校入試の場合、あまり社会問題についての論述とかは入試に出ません。大学入試なら小論文とかで、時事問題について、「◯◯について、意見を論述せよ。」という問題が出るかもしれませんが、高校では、ふつうは、そこまで出ません。
仮に、私立高などで入試に小論文が出たとしても、難関校なら小論だけで合格する可能性は低く、知識を問う一般の問題の配点のほうが比重が重いです。
 
時事問題対策とか小論対策の能力は、けっして、中学レベルの学習の根幹には、なりません。
実社会では時事の知識や評論の能力も必要かもしれませんが、入試でそれらの能力を問うて受験者の能力を吟味するのは、採点者にとっては時間的にも労力的も、難しい事情があるのです。