「中学校理科 第2分野/身近な生物の観察」の版間の差分

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== 顕微鏡の使いかた ==
=== プレパラート ===
[[Image:Microscope slide.jpg|thumb|right|250px|プレパラートとカバーガラス。細長いプレパラートの上に、中央に正方形状のカバーガラスが乗っている。]]
顕微鏡で観察する時は、'''プレパラート'''を使う必要がある。
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# カバーガラスから、はみでた水を、ろ紙で吸い取る。
 
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=== 双眼実体顕微鏡 ===
[[Image:Olympus SZIII stereo microscope.jpg|right|200px|thumb|双眼実体顕微鏡。オリンパス社製。]]
 
観察する物をプレパラートにする必要が無い。
 
# 観察者の両目の間隔に合わせられるように、接眼鏡筒が左右に動かせるようになっている。
# なので、取り付けた接眼レンズを使って両目でのぞきながら、接眼鏡筒を左右に動かして、調節する。
# 視野やピントのおおよその調整をするため、粗動ねじをゆるめて、取り付けた接眼レンズで両目でのぞきながら、鏡筒を上下して、視野やピントなどの、おおよその調整をする。
# ピントを合わせるため、調整ねじをゆっくり回してピントを合わせる。
 
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=== 一般的な顕微鏡 ===
[[File:LaborMik2.jpg|thumb|200px|顕微鏡。 中学校のとは違うが、仕組みは だいたい同じであるはず。]]
(鏡筒上下式顕微鏡の画像が無いので、参考書などを見てください。)
 
 
顕微鏡のレンズには、接眼レンズと対物レンズの2種類が必要である。
 
顕微鏡の倍率は、
:接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率
である。
 
たとえば接眼レンズの倍率が15倍であり、対物レンズの倍率が4倍なら、顕微鏡の倍率は60倍である。(15×4=60より)
 
 
手順
# まず、水平で直接日光の当たらない場所に、顕微鏡を置く。
# レンズを取り付ける時は、まずは<span style="color:red"><big>接眼レンズ</big></span>を取り付け、次に<span style="color:red"><big>対物レンズ</big></span>を取り付ける。この順番を逆にすると、もし鏡筒の内部にホコリなどが入ってしまうと、対物レンズの上にホコリが落ちてしまい邪魔になる。(外すときは、逆の順序である。対物レンズを外し、接眼レンズを外す。)
# 対物レンズを、もっとも低倍率の物にセットし、次に接眼レンズをのぞきながら、視野全体が明るく見えるように<span style="color:red"><big>反射鏡</big></span>と しぼり を調節する。
# プレパラートをステージの上に乗せクリップで固定し、顕微鏡を横から見ながら、なるべく対物レンズとプレパラートを近づける。ピント合わせは、まだ行わない。なるべく近づける理由は、ピント合わせを行うとき、レンズとプレパラートとを離す方向でピント合わせを行うことで、ぶつからないようにするためである。
# 接眼レンズをのぞきながら、ピント合わせのため、対物レンズとプレパラートを離していくように、調節ねじ をゆっくり回して調整する。
 
以上の手順で、観察を始められる。さらに高倍率で観察したい場合には、対物レンズをレボルバーを回して、高倍率の対物レンズに替える。
 
顕微鏡で見える像は、上下左右が反対に見える顕微鏡が普通である。なので、プレパラートを動かすと、像は反対方向に動いて見える。よって、プレパラートを動かしたい場合には、動かしたい方向とは反対の方向に動かす。
 
 
いきなり、高倍率の対物レンズで観察すると、視野がせまいので調整が難しくなる。そのため、まずは低倍率の対物レンズを使用する。
また、高倍率にするほど、明るさは暗くなる。
 
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== スケッチのしかた ==
理科におけるスケッチのしかたは、美術スケッチとは、ことなる。