「高等学校生物/生物II/生物の進化」の版間の差分

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中生代の末期まで
加筆。
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'''ジュラ紀'''には、恐竜から進化した'''鳥類'''が出現した。'''始祖鳥'''(しそちょう)が、中生代ジュラ紀には出現していた。ジュラ紀の地層から始祖鳥の化石が見つかっている。中生代の海中では'''アンモナイト'''が繁栄した。
 
中生代の最後の白亜紀(はくあき)には、現在でいうカンガルーにあたる、'''有袋類'''(ゆうたいるい)が出現していた。白亜紀には、草本の被子植物が出現した。
 
中生代の末期、大量絶滅が起きた。中生代末期である約6600万年前に、大型の隕石が地球に衝突したことが分かっているので、この隕石衝突による気候変動が原因だろうという説が有力である。
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== 新生代 ==
新生代に入り、哺乳類が繁栄し始め、また哺乳類は多様化していった。
ヒトは哺乳類の一種の霊長類(れいちょうるい、別名:サル類)である。霊長類が出現したのは、新生代に入ってからである。
霊長類でヒトに、遺伝子が、もっとも近いヒト以外の動物は、チンパンジーであり、DNAの塩基配列の違いが1.2%程度である。
 
霊長類に含まれる動物はゴリラやチンパンジーだけでなく、キツネザルやテナガザルなども霊長類である。
 
霊長類の祖先は、現在でいうツバイに似た食虫類だと考えられている。
このような食虫類が進化して、現在でいうキツネザルに似た霊長類が出現した。
 
霊長類は、樹上で生活するように進化していった。霊長類は目が顔面の前のほうに集中しており、そのため立体視ができる。この立体視は樹上での素早い移動のために獲得された特徴だと考えられている。また、手は、親指が他の指と向かい合っており('''ぼ指対向性'''、「ぼしたいこうせい」)、指の爪は鉤爪(かぎづめ)ではなく平爪(ひらづめ)になっているので、枝をつかみやすい。
 
新生代の第三期に、ゴリラ、チンパンジー、オランウータン、テナガザル、ボノボなどの'''類人猿'''(るいじんえん)の祖先が出現した。
 
== 人類の出現 ==