「学習方法/高校生物」の版間の差分

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高校の生物では、レム睡眠とか脳波とか長期記憶とかは、扱われない。
長期記憶は高校生物でも扱うので、修正。参考書で確認した
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== 常識的な科学知識であっても、高校生物で扱わない知識がある ==
たとえば、人間の睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の二通りがある、などと、どこかで習った人もいるだろう。一般向けの科学読み物や啓蒙書などでも、扱われやすい内容かもしれない。しかし、レム睡眠や脳波などの知識は、高校生物の範囲外であり、受験参考書ですらも扱われていない。脳波のα波、β波、γ波なども同様に、高校生物の範囲外である。記憶には、長期記憶と短期記憶の二種類がある、などの知識も、高校の範囲外である。
 
つまり高校の生物では、レム睡眠とか脳波とか長期記憶とかは、扱われない。なぜ扱わないのかを考えてみたところ、まず、遺伝子や細胞の仕組みなどの学習と比較すれば、睡眠や脳波などは他の分野への応用が少ない。また、脳の働きについては、まだまだ未解明の部分も多い。
 
大学生用の生物学の教科書を見れば、レム睡眠なども紹介していることから、レム睡眠も生物学の範囲内である。また、医学書を見ても、睡眠の種類などは扱っている。患者だって睡眠をするのだから、医学書でレム睡眠を扱うのも当然である。しかし、高校の生物教育は、けっして生物学者のためだけの教育ではないし、医学教育でもない。高校は、限られた授業時間で、文科系の様々な進路や理科系の様々な進路など、いろんな進路に対応した、いろんなことの基礎を教えないといけない。