「高等学校生物/生物I/細胞とエネルギー」の版間の差分

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アデノシンの構造は、アデニンという塩基にリボースという糖が結合したものである。
 
分解されたADPは、再利用され、呼吸(こきゅう、respiration)によって再びATPに合成されることが可能である。
 
ATPのエネルギーの利用先は、生体物質の合成のほかにも、筋肉の収縮や、ホタルの発光などにも、ATPのエネルギーは用いられている。
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なおデンプンやグリコーゲンなどは、呼吸の過程で、グルコースへと分解される。
 
呼吸によって排出されるCO<sub>2</sub>と使用される酸素O<sub>2</sub>の、体積(または分子数)の比率 CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> を'''呼吸商'''(こきゅうしょう、respiration quotient)といい、'''RQ'''であらわす。呼吸基質によって、呼吸商は異なる。気体の体積は圧力によって変化するので、測定するときは同温・同圧でなければならない。同温・同圧で測定した場合、気体の体積比は分子数の比になるので(物理法則により、気体の体積は、分子数が同じなら、原子・分子の種類によらず、分子数1モルの気体は0℃および1気圧では22.4L(リットル)である。モルとは分子数の単位であり6.02×10<sup>23</sup>個のこと)、よって化学反応式から理論的に呼吸商を算出でき、その理論値と実験地は、ほぼ一致する。
 
呼吸商の値は、おおむね、次の値である。