「高等学校生物/生物II/生物の進化」の版間の差分

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'''ハーディ・ワインベルグの法則'''(Hardy-Weinberg principle)
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27億年前の地層から、'''ストロマトライト'''とよばれる岩石状の層状構造が見つかっており、この構造は原核生物の'''シアノバクテリア'''が作る構造として知られている。この時代以降の地層で、世界各地からストロマトライトの地層が見つかっている。よって、この時代にシアノバクテリアが大繁殖していたと考えられている。
 
光合成をシアノバクテリアは行う。光合成で酸素が放出される。そのため、シアノバクテリアが繁栄していれば、海洋や大気で酸素が増加する。はじめは海洋中に解けていた鉄イオンと酸素が結びつき、酸化鉄として海底に沈殿していったと考えられている。(なお、今日、海底や地中にある鉄鉱床は、この時代に作られたと考えられている。) 海水中の鉄イオンが酸化して沈殿していくので、しだいに海洋中の鉄イオン濃度が低下していき、こんどは大気中で酸素濃度が増大することになった。この大中での酸素の増加によって、酸素を好む好気性細菌が増加したと考えられている。