「中学校保健/応急手当」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
熱中症の症状別の応急手当など。 |
|||
168 行
== 熱中症の応急処置 ==
(※ 中学の保健体育でも、発展項目として、熱中症の応急処置の一部を扱います。<ref>高石昌弘、『中学校保険体育』、大日本図書、検定教科書、検定年:平成23年、平成25年再版発行</ref>)
:・もし熱中症や、それに近い症状に出会ったら、すぐに先生などの大人に相談して下さい。
183 行
*高石昌弘、『中学校保険体育』、大日本図書、検定教科書、検定年:平成23年、平成25年再版発行
== 発展的記述:熱中症の応急処置のくわしい説明 ==
=== 応急処置 ===
まず、冷やすことです。
240 ⟶ 238行目:
熱中症の種類には、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病がある。
<div style="border:1px solid #000000;">
:;熱失神(ねつしっしん) ▼
::原因:血管の拡張したことの血圧低下による、脳への血液不足。▼
::症状:失神やめまいなど。▼
</div>
▲;熱失神(ねつしっしん)
▲:原因:血管の拡張したことの血圧低下による、脳への血液不足。
▲:症状:失神やめまいなど。
<div style="border:1px solid #000000;">
:;熱けいれん ▼
::原因:体内の塩分の不足で起こる。▼
::症状:筋肉が、けいれん。▼
::応急手当: 生理食塩水(せいり しょくえんすい)を飲ませる。生理食塩水とは、濃度0.9%の食塩水。水1Lに食塩9gの濃度。あるいは水500mLに食塩4g〜5g程度の濃度。小さじ1杯が5gなので、つまり500mL水道水に小さじ1杯の食塩。
</div>
▲;熱けいれん
▲:原因:体内の塩分の不足で起こる。
▲:症状:筋肉が、けいれん。
<div style="border:1px solid #000000;">
:;熱疲労(ねつひろう) ▼
::原因:多量の発汗による脱水症状。▼
::症状:めまいや頭痛などを起こす場合がある。▼
::応急手当: スポーツドリンク、0.2%食塩水などを飲ませる。
</div>
▲;熱疲労(ねつひろう)
▲:原因:多量の発汗による脱水症状。
▲:症状:めまいや頭痛などを起こす場合がある。
<div style="border:1px solid #000000;">
:;熱射病(ねっしゃびょう) ▼
:(日射病とは異なる。)▼
::原因:高温による脳内の温度中枢の障害によって、体温調節機能が失われている。▼
::症状:意識障害。高体温。<br>▼
::応急手当: 応急手当ではなく、'''ただちに救急車を呼ぶ'''。熱射病は、熱中症の中でも特に重症であり、ただちに救急車などを要請する必要がある。▼
</div>
▲;熱射病(ねっしゃびょう)
▲(日射病とは異なる。)
▲:原因:高温による脳内の温度中枢の障害によって、体温調節機能が失われている。
▲:症状:意識障害。高体温。<br>
▲熱射病は、熱中症の中でも特に重症であり、ただちに救急車などを要請する必要がある。
== 脚注・参考文献など ==
|