「高等学校世界史B/契丹と宋と周辺地域」の版間の差分

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改革の内容は、経済政策の改革では、農民や小商工業者を支援して大商人を抑制し、低利融資を行うことで高利貸を抑制するものだった。
 
新法は地主や大商人の既得権益を侵害しているので、大地主や大商人は、この新法に反対し、また、司馬光(しばこう)などの保守派('''旧法党''')の官僚も、新法に反対した。いっぽう、新法を支持する側の官僚たちの勢力を、'''新法党'''という
改革は成果を挙げ、財政は赤字から黒字になった。
しかし、王安石の引退後、この改革は中止された。
 
改革は旧法派の抵抗がありながらもかなりの成果を挙げ、財政は赤字から黒字になり国庫には莫大な財産が蓄えられた。国内情勢も安定し反乱も大幅に抑えられた。
新法は地主や大商人の既得権益を侵害しているので、大地主や大商人は、この新法に反対し、また、司馬光(しばこう)などの保守派('''旧法党''')の官僚も、新法に反対した。
しかし、王安石の引退後、と神宗の急死でこの改革は中止された。
 
その後、新法党と旧法党とが対立し政策抜きの党派闘争を行ったため、宋の国政は混乱した。
 
いっぽう、新法を支持する側の官僚たちの勢力を、'''新法党'''という。
新法党と旧法党とが対立し、宋の国政は混乱した。
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新法の内容は、おもに青苗(せいびょう)・市易(しえき)・募役(ぼえき)・均輸(きんゆ)・保甲(ほこう)・保馬(ほば)である。