「高等学校日本史B/日本文化のあけぼの」の版間の差分
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=== 縄文時代の成立 ===
今からおよそ1万数千年前ごろの更新世末期から、地球の気候が温暖化して海面が上昇した。なお、これを「縄文海進」(じょうもんかいしん)という。これにより日本列島が形成された。(約1万年前)
植物は東日本では落葉広葉樹林が広がり、西日本では照葉樹林が広がった。この森林の変化にともない、ドングリ、クルミ、クリなどの木の実や、ヤマイモなどの根茎類(こんけいるい)が豊富になった。
=== 縄文時代の生活 ===
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[[ファイル:Sekisui.jpg|thumb|石錘(せきすい)]]
:※ 磨製石器の名前と用途を紹介するが写真での確認を忘れないこと。
# '''石鏃'''(せきぞく) 矢の先端部として使用。
# '''石匙'''(いしさじ) 皮を剥ぐ際に使用。
# '''すり石・石皿'''(いしざら) 木の実などの、かたい食物をつぶす。
# '''石錘'''(せきすい) 網のおもりとして使用。
また、'''骨角器'''(こっかくき)といい動物の骨や角を銛や釣り針に使用していた。
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また交易も盛んであったことが分かっている。
:・ '''黒曜石''' :黒曜石は、原産地が限られる。その黒曜石が、原産地から離れた各地から出土していることから、交易が行われていたことが分かる。場所は '''和田峠'''(わだとうげ,長野)、白滝・十勝町(北海道)、箱根(神奈川)、神津島(こうづしま,東京)、姫島(ひめしま,大分)、阿蘇山(熊本)。
:・ '''サヌカイト'''(讃岐石) :産出場所は '''二上山'''(ふたがみやま、にじょうざん、奈良)
:・ '''
[[File:Periodo jomon, dogu, 2000-1000 a.c. 3.JPG|thumb|right|200px|土偶 青森県 亀ヶ岡遺跡の出土(通称:遮光器土偶)]]
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