皇室典範第22条
条文
編集- 第22条
- 天皇、皇太子及び皇太孫の成年は、18年とする。
旧皇室典範
編集- 第13条
- 天皇及皇太子皇太孫ハ満18年ヲ以テ成年トス
- 第14条
- 前条ノ外ノ皇族ハ満20年ヲ以テ成年トス
関連条文
編集- 民法第4条
- 年齢18歳をもって、成年とする。
解説
編集本条は、天皇の成年を18歳と定めるとともに、皇族のうち皇太子・皇太孫の成年も18歳と定める規定である。これは、摂政の設置を可能な限り回避する、摂政の設置期間を可能な限り短期にすることを目的としている。
2022年(令和4年)4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたため[1]、皇太子・皇太孫以外の皇族や日本国民の成年も、民法第4条の規定により18歳となる。
脚注
編集- ^ “民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について”. 法務省. 2024年11月13日閲覧。
参考文献
編集- 芦部信喜、高見勝利編著 『皇室典範 〔昭和22年〕』 信山社出版、1990年9月28日。ISBN 9784882612001。
- 園部逸夫 『皇室法概論 ――皇室制度の法理と運用――』 第一法規出版、2002年4月10日。ISBN 9784474016859。
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