本文

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白文 訓読文

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静夜思 静かな夜に思う


牀前看月光 牀前(しょうぜん) 月光を看る

疑是地上霜 疑うらくは是れ地上の霜かと

挙頭望山月 頭を挙(あ)げて 山月を望み

低頭思故郷 頭を低(た)れて 故郷を思う

現代語訳

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  • (起句)寝床の前に窓から射し込む月光を見る。
  • (承句)まるで地面におりた霜のようではないか。
  • (転句)頭をあげて山の上の月を眺め、
  • (結句)頭をたれて故郷のことを想う。

鑑賞

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盛唐期の詩人李白五言絶句

詩の前半では作者の寝室の床を明るく照らす月光を詠う。

後半では月光に誘われるようにして窓から外を眺めた作者が、ふと故郷のことを思い出し、その郷愁にかられ頭を下げてうなだれる様子を詠じている。

押韻

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  • 光・霜・郷