JavaScript/""
概要
編集空文字列(""
)は、文字が1つも含まれていない文字列リテラルを表します。JavaScriptにおいては、文字列型(string
)の1つであり、文字数が0
の文字列を指します。空文字列は、プログラム内で文字列操作やデフォルト値として頻繁に使用されます。
特徴
編集使用例
編集空文字列の作成
編集const str1 = ""; // ダブルクォーテーションを使用 const str2 = ''; // シングルクォーテーションを使用
空文字列の判定
編集空文字列かどうかを判定するには、===
演算子やlength
プロパティを使用します。
const str = ""; console.log(typeof str); // string console.log(str === ""); // true console.log(str.length === 0); // true
デフォルト値としての使用
編集空文字列は、初期化やデフォルト値として頻繁に使用されます。
let userInput = ""; // ユーザー入力の初期値
空文字列と他の値の連結
編集空文字列と他の値を連結すると、結果は元の値がそのままになります。
const result = "" + 123; // "123" console.log(result); // "123"
特別なケース
編集空文字列(""
)とnull
は異なる値です。空文字列はstring
型であり、null
は特別なオブジェクト型の値です。
console.log("" === null); // false
undefined
は値が未定義であることを意味し、空文字列は文字列として定義されています。
console.log("" === undefined); // false
空文字列のユースケース
編集- 初期値: データがまだ設定されていない状態を表すために使用。
let text = "";
- 入力の検証: ユーザー入力が空であるかどうかを確認。
if (input === "") { console.log("入力が空です"); }
- デフォルトのプレースホルダー: UIで空白や空の状態を表す。
const placeholder = "";