string

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string は、JavaScriptでテキストデータを表現するための基本データ型です。文字列リテラルまたは String() コンストラクタを使用して作成されます。

構文

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// リテラル表記
const literalString = "これは文字列です";
const templateString = `これは${literalString}`;

// String コンストラクタ
const constructedString = String(123); // "123"

説明

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  • string 型は、Unicode文字のシーケンスとして表現されます。
  • リテラルとして二重引用符 (")、単一引用符 (')、またはバックティック (`) を使用できます。
  • String() コンストラクタを使用して他のデータ型を文字列に変換することもできます。

使用例

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// 文字列の作成
const singleQuote = 'シングルクオート';
const doubleQuote = "ダブルクオート";
const templateLiteral = `テンプレートリテラル: ${singleQuote}`;

// 文字列操作
console.log(singleQuote.length); // 7
console.log(doubleQuote.toUpperCase()); // "ダブルクオート"

// 部分文字列の取得
console.log(singleQuote.substring(0, 3)); // "シン"
console.log(doubleQuote.slice(-3)); // "オート"

// 結合
const concatenated = singleQuote + " と " + doubleQuote;
console.log(concatenated); // "シングルクオート と ダブルクオート"

// 分割
const splitString = "apple,banana,cherry".split(",");
console.log(splitString); // ["apple", "banana", "cherry"]

// 型チェック
console.log(typeof singleQuote); // "string"

注意点

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  • 文字列は不変(immutable)です。一度作成された文字列は変更できませんが、新しい文字列を生成する操作は可能です。
  • string 型ではエンコーディングにUTF-16が使用されているため、サロゲートペア文字(例: 絵文字)に注意が必要です。

文字列の操作メソッド

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以下は string 型に共通するいくつかの代表的なメソッドです。

メソッド名 説明
concat() 文字列を結合します。
includes() 文字列が部分文字列を含むかどうかを判定します。
replace() 指定した文字列や正規表現で文字列を置換します。
split() 文字列を指定の区切り文字で分割し、配列を返します。
trim() 両端の空白文字を削除します。

関連項目

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参考

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