ケレスは太陽系で最初に発見された準惑星(じゅんわくせい)です。小惑星帯(しょうわくせいたい)の中で一番大きな天体でもあります。ケレスという名前は、ローマ神話の農業の女神に由来しています。

ドーン探査機が観測したケレス

基本データ

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  • 発見年: 1801年1月1日
  • 発見者: ジュゼッペ・ピアッツィ
  • 直径: 約940キロメートル(月の約4分の1)
  • 公転周期: 4.6地球年
  • 自転周期: 約9時間
  • 表面温度: -38℃(最高)から-113℃(最低)

ドーン探査機の大発見!

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2015年、NASAのドーン探査機がケレスに到着し、たくさんの新しい発見をしました:

  1. 不思議な明るい点
    • オッカトル・クレーターの中に、とても明るく光る場所を見つけました
    • 科学者たちは「地下から塩水が噴き出して蒸発し、塩が残った」と考えています
  2. 氷火山の可能性
    • アフナ・モンス(山)は、氷の火山かもしれません
    • 普通の火山は溶岩を噴き出しますが、氷火山は水と氷のまざったものを噴き出します
  3. 水の証拠
    • 表面の下に水の氷がたくさんあることがわかりました
    • 場所によっては、表面に水蒸気が噴き出ることもあります
  4. 地下の海?
    • ケレスの内部に、塩水の海があったかもしれないという証拠が見つかりました

ケレスの特徴

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    • ほぼ球形(自分の重力で丸くなっています)
    • 表面にはクレーターやひび割れ、山があります
  1. 組成
    • 岩石と氷でできています
    • 地球の氷よりもたくさんの氷があります
  2. 大気
    • とても薄い水蒸気の大気があります
    • この大気は時々現れては消えます

おもしろい事実

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  1. ケレスは最初、惑星だと思われていました
  2. 表面積は、日本の約2.5倍です
  3. ケレスの重力は地球の約36分の1です
  4. 1年はケレスでは約4.6地球年かかります

ドーン探査機について

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  • 2007年に打ち上げられました
  • 2015年3月6日にケレスの周回軌道に入りました
  • 2018年まで観測を続けました
  • たくさんの写真とデータを地球に送ってきました

やってみよう!

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  1. ケレスの大きさを身近なものと比べてみよう
  2. ドーン探査機が撮影した写真を見比べてみよう
  3. 氷火山のモデルを作ってみよう(重曹と酢を使うと似たような噴出が見られます)

クイズ

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  1. ケレスはどこにある?
  2. ケレスの明るい点は何でできている?
  3. ドーン探査機はいつケレスに到着した?

みんなで考えてみよう

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  • ケレスに氷があるのはなぜだと思う?
  • ケレスに生き物がいる可能性はあるかな?
  • ケレスに行けるとしたら、何を調べてみたい?

もっと知りたい人は

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  1. NASAのケレス探査のページを見てみよう
  2. ドーン探査機が撮影した写真をインターネットで探してみよう
  3. 図書館で小惑星や準惑星についての本を探してみよう

用語集

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クレーター
隕石の衝突でできたくぼみ
氷火山
水と氷のまざったものを噴き出す山
小惑星帯
火星木星の間にある、小惑星がたくさんある領域
探査機
宇宙を調べるために打ち上げられる人工の機械