ガリア戦記 第1巻』の単語や構文を詳しく読み解く 注解編 の人名解説。

人名解説

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ここでは、『ガリア戦記』第1巻でのみ言及される人名について取り上げる。

Casticus

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Casticus, Casticī は、第二変化・男性名詞。

Castic (語幹)
単 数
主格 Casticus
属格 Casticī
対格 Casticum
与格 Casticō
奪格 Casticō

Castico

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  • Casticō (単数・与格) カスティクスに

1巻3節4項

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1巻3節4項

Catamantaloedes

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Catamantaloedēs は、第三変化・男性名詞。

Catamantaloed (語幹)
単 数
主格 Catamantaloedēs
属格 Catamantaloedis
対格 Catamantaloedem
与格 Catamantaloedī
奪格 Catamantaloede

Catamantaloedis

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  • Catamantaloedis (単数・属格) カタマンタロエデースの

1巻3節4項Catamantaloedis

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1巻3節4項

Diviciacus

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Dīviciācus, -ī は、第二変化・男性名詞。

Dīviciāc (語幹)
単 数
主格 Dīviciācus
属格 Dīviciācī
対格 Dīviciācum
与格 Dīviciācō
奪格 Dīviciācō

Dīviciācī

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  • Dīviciācī (単数・属格) ディーウィキアークスの

1巻3節5項

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1巻3節5項

Dumnorix

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Messala

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Messala -ae は、第一変化・女性名詞で、ローマ人の家名。 
Messalla とつづられることが多い。
『ガリア戦記』1巻2節1項で言及されるのは、マールクス・ウァレリウス・メッサラ・ニゲル (Marcus Valerius Messalla Niger) で、西暦の前61年の執政官。ルフス(赤い)と呼ばれた同名の従兄弟と区別してニゲル(黒い)と呼ばれた。

Messala -ae
(女性名詞)
単 数 複 数
主格 Messala Messalae
属格 Messalae Messalārum
対格 Messalam Messalās
与格 Messalae Messalīs
奪格 Messalā Messalīs

Messalā

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  • Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus
    マールクス・メッサーラとマールクス・ピーソーが執政官のとき(年)に (1巻2節1項


Orgetorix,_Orgetorigis

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オルゲトリークスの執政下(?)で鋳造された硬貨。彼の名前は、カエサルが記した Orgetorix ではなく、ORCHTIRIX (オルクティリークス)と判読される。

Orgetorīx は、第三変化・男性名詞で、Ambiorīx と同様に格変化する。
語末の rīx は、語幹 rig- +語尾 -srīx となっている。

Orgetorīg (語幹)
単 数
主格 Orgetorīx
属格 Orgetorīgis
対格 Orgetorīgem
与格 Orgetorīgī
奪格 Orgetorīge

Orgetorigis

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  • Orgetorīgis (単数・属格) オルゲトリークスの

1巻3節1項

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  • Hīs rēbus adductī et auctōritāte Orgetorīgis permōtī

1巻3節1項

Orgetorix

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  • Orgetorīx (単数・主格) オルゲトリークスは

1巻2節1項

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  • Apud Helvētiōs longē nōbilissimus fuit et dītissimus Orgetorīx.

1巻2節1項

1巻3節3項

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1巻3節3項

Pīsō, Pīsōnis は、第三変化・女性名詞で、ローマ人の家名。
『ガリア戦記』1巻2節1項で言及されるのは、マールクス・プーピウス・ピーソー・フルーギー・カルプルニアーヌス (Marcus Pupius Piso Frugi Calpurnianus) は、西暦の前61年の執政官。カルプルニウス氏族に生まれてプーピウス氏族の養子になったので、カルプルニアーヌス(カルプルニウス氏出身の)という添え名がある。

Pīsō, Pīsōnis
(女性名詞)
単 数 複 数
主格 Pīsō Pīsōnēs
属格 Pīsōnis Pīsōnum
対格 Pīsōnem Pīsōnēs
与格 Pīsōnī Pīsōnibus
奪格 Pīsōne Pīsōnibus

Pisone

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  • Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus
    マールクス・メッサーラとマールクス・ピーソーが執政官のとき(年)に (1巻2節1項

関連項目

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