ブルガリア王国 (近代)
ブルガリア王国は1908年から1946年まで存在した国家。1908年に大ブルガリア公国の大公フェルディナンド1世がツァール(皇帝、国王)を名乗り誕生した国家。
歴史
編集前身の大ブルガリア公国は自治しかできなかった。そのため、オーストリア=ハンガリー帝国の助力をもとに完全に独立を宣言した。
1912年、対オスマンの第一次バルカン戦争が起きると、参戦し、戦勝。しかし、そこでの戦後処理の不備により翌年の1913年の第二次バルカン戦争でマケドニアなどを失い、第一次世界大戦でも敗北。こうした混乱の中、ツァールのボリス3世は親政を開始した。
しかし、第二次世界大戦で枢軸側につき、枢軸側が劣勢になるとソ連軍に国土を蹂躙され、共産主義国家ブルガリア人民共和国となり、王制は終了した。
王家
編集王家はサクスコブルクゴツキ家、つまり源流をたどるとドイツのザクセン=コーブルク=ゴータ家である。