料理本/マアジ

マアジ（真鯵、真鰺、学名 Trachurus japonicus）は、アジ目アジ科に分類される魚の一種で、北西太平洋の沿岸域に分布する海水魚です。日本では重要な食用魚の一つで、単に「アジ」と言えば通常は本種を指します。

特徴

マアジは、身がピンク色で、ある程度の脂肪を含む、白身魚と赤身魚の中間の身質を持ち、青魚の一種に数えられます。回遊型と居つき型に分けられ、前者は漁獲量が多く、脂が少ないのに対し、後者は漁獲量が少なく、脂が多いのが特徴です。

マアジはほぼ季節を問わず漁獲されますが、旬は夏とされています。

新鮮なマアジを選ぶ際は、目が澄んでいて、体全体に弾力があるものが良いです。保存する際は冷蔵庫で保存し、数日以内に使用するのがベストです。

マアジは、唐揚げ、南蛮漬け、フライ、ムニエル、塩焼き、煮付け、刺身、たたき、寿司種、干物、つみれなど、幅広い料理に利用されます。特に小さなものは唐揚げにされることが多いです。

マアジは、調理前にうろこを落とし、内臓を取り除く必要があります。調理方法に応じて三枚おろしや背開きにすることが一般的です。

マアジは、その身の旨味を生かして様々な料理に利用されます。薬味にはネギやショウガがよく合います。

マアジは、タンパク質が豊富で、オメガ-3脂肪酸やビタミンDが含まれています。これらの成分は、心血管の健康を保つのに役立ちます。