「物理数学I 解析学」の版間の差分
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→多変数関数の微積分: 偏微分の定義式に lim h→0 の極限を追加 |
2のi乗の求め方を既存の教科書体系に含める |
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====テイラー展開====
ある関数
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が成り立つ。(<math>\xi</math>はaとxの間にある,ある実数。)これを発見者にちなんで[[w:テイラー級数]]と呼ぶ。これは複雑な関数をべき級数という比較的分かり易い関数で近似することが出来るということを表わす定理である。
▲*テイラー展開の定義
上で述べたテイラー級数はn次までのべき級数によって展開したが、ある性質のいい関数については最後のややこしい項からの寄与が無限に小さくなり、単にその項をよりわかりやすい無限和で置き換えることが出来る。このときテイラー級数は
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と書くことが出来る。無限回微分が可能な関数は、テイラー展開可能である。
:<math>
f(x) = e^x
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となる。
▲** <math>(1+x)^a</math>の例 (aは実数。)
:<math>
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<math>\sin x</math>と<math>\cos x</math>は微分によって互いに移り変わるのでそのテイラー展開は同時に扱うことが出来る。詳しく計算すると、x = 0のまわりでの展開は
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が成り立つ。
*問題例
*:上の結果を確かめよ。
*コーヒーブレイク
*:'''[[2のi乗の求め方]]'''
テイラー展開を用いて極限を求めることが出来ることがある。例えば、
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