「中学校理科 第2分野/大地の変化」の版間の差分

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:(※ 範囲外: ) 水晶のなかには、紫色(むらさき いろ)で透明でものがあり、アメジストといわれる。(※ 参考書などで紹介される場合もある。旺文社(おうんぶんしゃ)の参考書など。)
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==== 火山とマグマ ====
[[ファイル:Vulcanian Eruption-numbers.svg|thumb|11番がマグマだまり。]]
[[D:火山|火山]](かざん、volcano)の地下深い場所には、[[D:岩石|岩石]](rock)が高温で溶けた、どろどろの高温の物質があり、これを <big>'''マグマ'''</big>(magma) という。このマグマが、割れ目や火口などから、ふきだすことを、火山の <big>'''噴火'''</big>(ふんか、erupt (動詞) ) と言う。そして、このようなマグマが吹き出す山を火山(かざん、英: volcano)という。
 
[[File:Pahoehoe toe.jpg|thumb|350px|ハワイの溶岩]]
マグマが地上に流れ出したものを <big>溶岩</big>(ようがん、lava) という。溶岩は地表に出てきたばかりのときは液体状である。ところが、地上で溶岩が冷えると、しだいに溶岩は固体になっていく。溶けた状態の溶岩と、固まった状態の溶岩の、どちらとも溶岩という。
[[File:BasaltUSGOV.jpg|thumb|left|固まった溶岩。玄武岩(げんぶがん)。表面に小さな穴が無数にあるため、質感はザラザラしている。]]
固まった状態の溶岩の表面には、無数の小さな穴が見られる。
 
火山の溶岩は地下100kmくらいの地中深くから上がってきて、いったん、地下10km~数kmくらいの<big>マグマだまり</big>(magma chamber)に たまる。マグマは大陸プレートの中を上昇してきている。プレート(plate)とは、地球の表面をおおう厚さ数百kmの岩板の層(layer)である。プレートは1年間に数cmほどだが動いている。
 
 
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==== 火山の活動 ====
* 火山噴出物
 
火山では、はげしい噴火をした場合、火口のちかくの岩石がくだけたりして、石や砂や岩や灰などを吹き飛ばしてまきちらすことがある。このような物を <big>火山噴出物</big>(かざん ふんしゅつぶつ) という。
 
この火山噴出物は、大きさによって、分類される。
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* 深成岩の例。 ・・・ 斑糲岩(はんれいがん)、閃緑岩(せんりょくがん)、花崗岩(かこうがん) 。
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ファイル:Gabbro.jpg|斑糲岩(はんれいがん)
ファイル:Diorite.jpg|閃緑岩(せんりょくがん)
File:Granitstück.JPG|花崗岩(かこうがん)
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* 火山岩の例。 ・・・ 玄武岩(げんぶがん、basalt)、安山岩(あんざんがん、andesite)、流紋岩(りゅうもんがん) 。
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ファイル:BasaltUSGOV.jpg|玄武岩(げんぶがん)
ファイル:Hornblende, Biotit und Andesit - Bor, Serbien.jpg|安山岩(あんざんがん)
ファイル:RhyoliteUSGOV.jpg|流もん岩(りゅうもんがん)
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※ そのため、近代ごろの日本では、仏教などに伝わる想像上の金属「金剛」(こんごう)になぞらえて、ダイヤモンドが「金剛石」(こんごうせき)と呼ばれた時代もある。(※ 「金剛力士像」(こんごうりきしぞう)とか、日本史で習ったのを思い出そう。)
 
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File:Brillanten.jpg|ダイヤモンド
File:Cut Ruby.jpg|ルビー
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File:P-wave longitudinal-wave jp.svg|P波(たて波)
File:S-wave transverse-wave jp.svg|S波、横波
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さて、P波は たて波 という伝わり方であり、S波は横波(よこなみ)という伝わり方である。
 
たて波のP波は、よこ波のS波よりも速度が大きいので、さきにP波がとどき、あとからS波がとどく。このことから、最初に、([[D:プライマリー|プライマリー]]に、)たて波がとどくので、最初に届く たて波 がP波(primary wave、プライマリーウェイブ)と呼ばれるようになったわけである。
 
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この古生代には、他にも サンゴ や フズリナ や ウミユリ などがさかえました。
 
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ファイル:Fusulinids Topeka Limestone Virgilian Greenwood County KS.jpg|フズリナの化石。
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ファイル:Louisae.jpg|恐竜の一種のアパトサウルスの化石。
Image:Naturkundemuseum Berlin - Archaeopteryx - Eichstätt.jpg|シソチョウの化石。ベルリン標本
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=== 風化と浸食 ===
=== 流れる水の力 ===
:※ この節では、川の流れのしくみについて説明しています。川や川の近くはキケンな場所です。なので読者のかたが、もし川を観察しに行く場合は、必ず保護者などに許可をとってから、川に出かけるようにしてください。けっして子供だけでは判断しないでください。<br>川での実験や観測は、読者の[[d:自己責任|自己責任]](じこせきにん)です。<br>ウィキブックスには[[wikibooks:免責事項|免責事項]](めんせきじこう)があり、万が一、読者が水難事故にあわれても、ウィキブックスの一同は、一切の責任は取りません。ページ末の免責事項についても、お読みください。
 
 
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けずる作用も、運ぶ作用も、流れが速いほど、強くなります
 
==== 川の様子 ====
[[ファイル:鴨川デルタ.jpg|thumb|250px|鴨川(左)と、高野川(右)]]
川の中での砂や石は、大きさや重さによって流され方がちがう。砂と石なら、砂のほうが流されやすい。このように、つぶが小さな物ほどながされやすい。
 
ねん土(ねんど、粘土)はつぶ自体は細かいので、かわいた粘土や、固まっていない粘土は、流されやすいです
 
石でも、小石と大きな石だったら、小さい石ほど流されやすいです
 
川には曲がっているところがある場合もあります。曲がっている川では、外側ほど流れが速く、内側は流れがおそいです
 
このため、外側はしん食によってけずられるので、がけのように水深が深くなっています。いっぽう、内側はたい積によって、石や砂や粘土がつもっています。このようにして、川の曲がりの内側では、川原(かわら)ができやすいです
 
* 上流
[[画像:Grand_Canyon_of_the_Yellowstone-Wyoming-USA.JPG|V字谷。グランドキャニオン オブ ザ イエローストーン(アメリカ合衆国イエローストーン国立公園)|thumb]]
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川に限らず、流れている物について、流れが始まっている場所を <big>上流</big>(じょうりゅう) と言います。