「高等学校美術I」の版間の差分

Honooo (トーク) による版 191393 を取り消し. 理由: 職業差別的な記述がひどい。教育的でもない。
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(Honooo (トーク) による版 191393 を取り消し. 理由: 職業差別的な記述がひどい。教育的でもない。)
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== 日本の小学校、中学校、高等学校における一般的な美術教育の傾向について。 ==
===漫画、 日本のマンガ・アニメーション、界、学校美などと芸との違い ===
最後に、念のため指摘しておきますが、日本ではマンガやアニメが流行しているので読者のなかにはそういった分野の絵描きの進路を志望する人もいるかもしれませんが、しかし中学高校の美術教育の傾向はそういった日本の商業マンガ・商業アニメの仕事で要求される技能の傾向とは大きく異なっています。例として挙げたマンガ・アニメの他の分野でも、分野によってはもしかしたら、商業に求められる能力と、中学高校の教育傾向とは異なっている場合が割と多いかもしれません(例外は、学校美術の教員ぐらいか)。小中高の検定教科書では「クールジャパン」として日本のアニメやマンガが世界的に高い評価を受けていると紹介されていますので、もしかしたら小中高の美術系の検定教科書があたかも漫画家などの育成に対応しているかのような誤解を抱くかもしれませんが、しかし一切そういったことは検定教科書は保証していませんし、そもそも目指してもいません。
 
ただし、マンガ産業などではなく伝統芸能またはそれを意識した作品などだったら、比較的に教科書と中高の学校教育とのあいだに、もしかしたら近い部分も多いのかもしれません。だから美術系の進路志望を考えている高校生は、目標の進路に合わせて、自身の志望する業界の要求する能力がどういった傾向であるかを、遅くとも高校3年くらいまでには調べておく必要があります。
さて、我々の国では、漫画やアニメーションが非常に盛んなので、将来漫画家になりたい、アニメーションを作る仕事がしたいと思う高校生は多いと思います。
 
別に小中高の美術教育はマンガ業界・アニメ業界のためだけに存在しているわけではないので、小中高の美術教育が現状のように商業の流行から隔絶されているのも合理的ですが(イラストレーター志望者以外にも将来的に一般企業のサラリーマンなどになる人も中学高校の芸術教育を受けるので)、
高校までの普通課程で提供する美術教育は、割と普遍的で、統一画一的で、職業的な絵画美術創作のための練習、学習とみなすには不十分だと思います。
 
ただし、もし読者が勘違いで、「中学高校美術のような教育方針が、商業イラスト産業のスタンダードだ」(×、勘違い)と誤解していると、若いうちの進路を大きく間違えかねないとだけ忠告しておきます。(具体的にどの分野の商業イラストがどんな傾向かについては、専門的であるため普通教育の範囲を超えるので、本『美術I』では説明しません。)
ですからそういう進路を目指す高校生は、自分自身で独自に、もちろん知り合いの美術、娯楽産業専門家や、もちろん教師のアドバイスを受けてもいいですが、高校3年ぐらいまでにそういう職種で仕事をするのはどういうことか、その職に就くためにどういうことをしたらいいか、よく調べておくといいと思います。
 
美術は、建築美術とか、絵画以外にも色々とあるので、全てが「こうだ!」とは言い切れません。だから進路志望に合わせて読者が、高校3年までには志望業界をきちんと調べておいてください。「イラスト産業」と「美術」とも、業界・傾向は異なります。
 
また、上記のような理由もあって、たとえば美大に進学して卒業したからといって、けっして漫画家などの就職や高待遇などが保証されるような業界ではないので、くれぐれも誤解のないように。
 
基本的に娯楽、芸術を職業とすることは、ある意味常識的な道筋を外れたことであり、悪い言葉で言えばある意味やくざな仕事で、あらゆる人にとって魅力を感じる進路である一方で、人生自体がかなり波乱に満ちた紆余曲折を体験することになると思います。
 
===日本の普通学校美術===
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