高等学校公共/資料出所・読書案内

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 参考文献(資料出所)は、ほとんどの教科書に掲載されていません。そのため、参考文献のない本は、その性質上、あまり信用出来ません。推測ですが、短文なはずの検定教科書で相当長くなる見込みの参考文献・読書案内は省略されていると思われます。もう一つの理由は、教科書に載っている内容は常識なので、ほとんど議論にならないからでしょう。これは、資料集などの参考文献にあたる部分を書き加えて補っているといえるでしょう。

高校「公民」から社会科学系[法律・政治・経済・社会]の学部へ

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社会科学系[法律・政治・経済・社会]の学部というと、主に次の学科が当てはまります。

  • 法学部
  • 経済学部
  • 経営学部
  • 総合政策学部
  • 社会学部
  • 国際関係学部
  • 国際文化学部
  • 国際教養学部
  • 社会福祉学部

以下、省略のため、本ページでは、社会科学系[法律・政治・経済・社会]の学部とします。

 ここで『公民』の教科書、公務員試験の参考書から参考文献を挙げた理由は、次の通りです。

  1. 信頼性が高まるからです。オンライン文献、特にウィキ形式は誰でも変更出来るので、その信頼性をよく疑われます。文献の種類も信頼性の高さに大きく影響します。そこで、参考文献を紹介します。
  2. 大学生が社会科学について学ぶ内容の穴を少しでも埋めなければならないからです。高校の公民の授業に関する雑誌や書籍は、大学生の社会科学と違います。したがって、高校時代に得意科目だった人が大学の社会科学系の学科に入ると、途方に暮れて希望を失ってしまいます。しかし、このような現象は珍しくありません。
  3. 公務員試験の行政系・司法試験を受験される場合、高校の公民が基礎となっているからです。専門試験を加えると、高校の公民+それぞれの科目の内容を前提知識として覚えないといけないからです。
  4. 大学入学共通テスト(公民)では、公務員試験の範囲に当たる分野が非常に多く出題されているからです。倫理や旧課程現代社会の黄色本(面白い程とれる本)の裏に参考文献のページがあります。そこに載ってあるのは、ほぼ専門書しか載せていません。

 また、一部の参考文献にコメントも付けます。学習者の参考になると幸いです。

資料出所

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再掲しますが、公共のページは以下の参考書や教科書、公務員試験準拠テキストをベースに作成しました。

  • 東京書籍『新しい社会 公民』矢ヶ崎典隆ほか編著 2021年
  • 東京書籍『公共』間宮陽介ほか編著 2022年
  • 清水書院『私たちの公共 資料から考える現代社会の課題』大芝亮ほか編著 2022年
  • 清水書院『高等学校 公共 私たちがひらく未来・社会』中野勝郎ほか編著 2022年
  • 清水書院『高等学校 新政治・経済』大芝亮ほか編著 2022年
  • 第一学習社『高等学校 改訂版 現代社会』谷田部 玲生ほか編著 2017年
  • 第一学習社『高等学校 政治・経済』谷田部 玲生ほか編著 2023年
  • 実教出版株式会社『ビジネス基礎 新訂版』片岡寛ほか編著 2017年
  • KADOKAWA『大学入学共通テスト 現代社会の点数が面白いほどとれる本』村中和之著
  • KADOKAWA『改訂版 中学公民が面白いほどわかる本』西村 創著 2021年
  • 清水書院『用語集 公共+政治・経済 2023~2024年版』 大芝亮、菅野覚明ほか編著
  • 東京リーガルマインド編『公務員試験Kマスター 社会科学』
  • 東京リーガルマインド編『公務員試験Kマスター 憲法』
  • TAC出版『公務員試験 過去問攻略Ⅴテキスト 社会科学 第3版』2023年
  • TAC出版『公務員試験 過去問攻略Ⅴテキスト 行政学 第2版』2019年
  • TAC出版『渕元哲の行政学まるごと講義生中継』2013年
  • TAC出版『新谷一郎の行政法 新・まるごと講義生中継』2018年
  • エクシア出版『寺本康之の行政法ザ・ベスト ハイパー』2021年
  • エクシア出版『寺本康之の行政学ザ・ベストプラス』2020年
  • TAC『公務員試験 テキスト 財政学』
  • 資格の大原 公務員講座『テキスト 政治』
  • 資格の大原 公務員講座『テキスト 経済』
  • 資格の大原 公務員講座『テキスト 社会』
  • 資格の大原 公務員講座『テキスト 経営学』
  • 資格の大原 公務員講座『テキスト 財政学』
  • 東京アカデミー『大卒程度 公務員試験準拠テキスト 教養科目 ③社会科学』
  • 東京アカデミー『大卒程度 公務員試験準拠テキスト 専門科目 ⑦憲法』
  • 東京アカデミー『大卒程度 公務員試験準拠テキスト 専門科目 ⑫政治学』
  • 東京アカデミー『大卒程度 公務員試験準拠テキスト 専門科目 ⑬行政学』
  • 東京アカデミー『大卒程度 公務員試験準拠テキスト 専門科目 ⑭国際関係』
  • 東京アカデミー『大卒程度 公務員試験準拠テキスト 専門科目 ⑲商法』
  • 東京アカデミー『大卒程度 公務員試験準拠テキスト 専門科目 ⑳財政学』

読書案内

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 なるべく書店やAmazonで入手出来る書籍に絞っています。以下の本は、通常大学生が読む本で結構難しいので、高校生は合格後に読んでみてもいいでしょう。これらの本は、公務員試験教養専門(行政)や司法試験の対策にもなります。

政治

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  • 有斐閣『政治学補訂版』 久米郁男ほか編著 2011
  • 東京大学出版会『政治学 第2版』 川出良枝ほか編著 2022
  • ミネルヴァ書房『政治学:概念・理論・歴史』 新川敏光編著 2022
  • 勁草書房『政治学 (アカデミックナビ)』 田村哲樹ほか編著 2020
  • 一藝社『政治学小辞典』 堀江湛ほか編著 2019
  • ミネルヴァ書房『よくわかる政治過程論』 松田憲忠ほか編著 2018
  • 一藝社『現代行政学の基礎知識』 堀江湛ほか編著 2021
  • 有斐閣『有斐閣法律用語辞典(第5版)』 法令用語研究会編 2020
  • 岩波書店『憲法(第七版)』 芦部信喜ほか編著 2019
  • 日本評論社『憲法 第7版』辻村みよ子著 2021
  • 新世社『憲法第8版』 長谷部恭男編著 2022
  • 有斐閣『憲法判例百選I(第7版)』長谷部恭男ほか編著 2019
  • 有斐閣『憲法判例百選Ⅱ(第7版)』長谷部恭男ほか編著 2019
  • 有斐閣『憲法判例コレクション』小泉良幸ほか編著 2021
  • 有斐閣『民法I~VI 第2版補訂版』 佐久間毅他著 2020~2022
  • 有斐閣 『民法(全)〔第3版〕』 潮見佳男著 2022
  • 成文堂『新版刑法講義総論 新版第5版』 大谷實著 2019
  • 成文堂『新版刑法講義各論 新版第5版』 大谷實著 2019
  • 有斐閣アルマ『現代の裁判第8版』 市川正人ほか編著 2022

経済

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  • 日本評論社『入門経済学 第4版』 伊藤元重著 2015
  • 新世社『入門経済学 第4版』 井堀利宏著 2021
  • 東洋経済新報社『マンキュー経済学Ⅰミクロ編 第4版』2019
  • 東洋経済新報社『マンキュー経済学Ⅱマクロ編 第4版』2019
  • 日経BPマーケティング『新・日本経済入門』 三橋規宏著 2015

社会

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  • 矢野恒太記念会『日本国勢図会』
  • 矢野恆太記念会『世界国勢図会』

国際関係

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政府刊行物

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