将棋/▲7六歩/△3四歩/▲2六歩/△8四歩

お互いに角道を開け合い、飛車先を突き合う最も自然な出だし^[1]。

▲2五歩

▲2四歩は、△同歩▲同飛に△8八角成▲同銀△3三角の飛車銀両取りがある。その変化を避けるならば、▲7八金が無難である。

詳細は「将棋/7手爆弾」を参照

△8六歩でも、△3二金でも合流する。

詳細は「将棋/ノーガード戦法」を参照

△8六歩▲同歩△同飛と後手も飛車先を交換する手が自然である。

▲3四飛と飛車の横の歩を取る手が考えられる。

詳細は「将棋/横歩取り△2三歩」を参照

後手は△8六歩と行かず、△2三歩と角頭を守って歩を打つ手も考えられなくはない。

ここで▲3四飛と横歩を取れなければ、横歩取りの定跡は存在し得ないため、この局面の結論には重大な意義がある。

木村義雄以前はこの形を横歩取りといい、▲3四飛△8八角成▲同銀△2五角で先手不利とされたため、「横歩取り三年の患い」ともいわれた。現代では、△2五角に対して▲3六飛、▲3二飛成のいずれでも先手必勝が定説になっている。

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