将棋は2人で遊ぶボードゲームである。9×9の盤と各20枚(計40枚)の駒を使い、交互に駒を動かし、相手のを詰ますと勝ちとなる。取った駒は持ち駒となり、好きなマスに打つことができる。

羽生善治は、史上最も多い99期のタイトルを獲得した。

入門書編集

  1. 将棋とは
  2. 将棋の戦法一覧

定跡書編集

後手 なし
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先手 なし
将棋の初期局面(平手

将棋の初手は30通りある。このうち角道を開ける▲7六歩と、飛車先の歩を突く▲2六歩が一般的である。


▲7六歩編集

詳細は「/▲7六歩」を参照
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先手 なし
1手目▲7六歩まで

▲7六歩は角が敵陣に直射する[1]

  1. △3四歩と後手も角道を開ける手と、
  2. △8四歩と飛車先の歩を突く手が考えられる。


▲2六歩編集

詳細は「/▲2六歩」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲2六歩まで

▲2六歩は飛車を活用し、後手の角頭を狙っている[2]

  1. △8四歩と後手も飛車先の歩を突く手と、
  2. △3四歩と角道を開ける手が考えられる。

初手▲7六歩と▲2六歩の違いは、

などである。


▲5六歩編集

詳細は「/▲5六歩」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲5六歩まで

中飛車を目指す手。

▲7六歩△3四歩▲5六歩では、△8八角成▲同銀△5七角で馬を作られてしまうため、初手▲5六歩と突き、△3四歩に▲5八飛と回る手法が開発された。


▲5八飛編集

詳細は「/▲5八飛」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲5八飛まで

▲5六歩と同じようでも、△8四歩

  1. ▲7六歩△8五歩▲7七角△3四歩と進むと、角交換から△4五角の筋があるため、▲6六歩と角道を止めざるを得ない。
  2. ▲4八玉△8五歩▲7八金と角道を開けずに駒組みを進める原始中飛車は、初級者向きの戦法とされる。


▲7八飛編集

詳細は「/▲7八飛」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲7八飛まで

初手▲7八飛戦法。猫だまし戦法とも。

初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩の石田流では、△8八角成、△1四歩、△4二玉などの手に対応する必要があるが、初手▲7八飛では

  1. △3四歩▲4八玉△8四歩▲3八玉△8五歩▲7六歩△6二銀[5]▲7五歩の升田式石田流に限定できる。
  2. △8四歩▲7六歩と進むと、初手から▲7六歩△8四歩▲7八飛に合流する。


▲6六歩編集

詳細は「/▲6六歩」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲6六歩まで

△3四歩▲7六歩(あるいは△8四歩▲7六歩)で定跡手順に合流するが、△3四歩▲6八飛と四間飛車を目指す指し方。

初手から▲7六歩△3四歩▲6六歩では、△8四歩を保留して右四間飛車などに構えられる場合がある。

▲6六歩△3四歩▲6八飛とすれば、△8四歩を突かれなければ▲7六歩の一手を▲4八玉や▲1六歩などほかの手に回せるため、後手の△8四歩を催促している意味がある[6]

▲6六歩△3四歩▲6八飛△3二飛と相振り飛車になった場合、▲6五歩と突き出すことができる(角道が通っていると角交換から△4五角がある)。


▲6八飛編集

後手 なし
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先手 なし
1手目▲6八飛まで

△3四歩▲7六歩、あるいは△8四歩▲7六歩で定跡手順に合流する。

△3四歩▲6六歩ならば、初手から▲6六歩△3四歩▲6八飛に同じ。


▲9六歩編集

詳細は「/▲9六歩」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲9六歩まで


▲1六歩編集

詳細は「/▲1六歩」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲1六歩まで


▲3六歩編集

詳細は「/▲3六歩」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲3六歩まで

次に▲3五歩と突かれると後手は角道を開けられなくなるため、△3四歩と突くが、▲3八飛と寄って▲3五歩△同歩▲同飛の歩交換を狙う。

渡辺明は、先手の得を生かす作戦かといわれると疑問は残るが「かなり有力な手」としている[7]

実戦例は▲林葉-△長沢戦(1985年)、▲先崎-△谷川戦(1989年)、▲渡辺明-△丸山戦(2006年)など多数。


▲4六歩編集

詳細は「/▲4六歩」を参照

▲小泉-△中村亮戦(2010年)の実戦例がある。


▲7八金編集

詳細は「/▲7八金」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲7八金まで

角頭を守って手堅いようだが、2手目△3二金と同様、相手に振り飛車にされると玉を囲いづらく作戦の幅が狭くなる。一方で、銀冠などに進展すれば悪くはならないともいわれる。

タイトル戦では▲中原-△加藤一戦(1983年、十段戦)など。

藤井猛は、村山慈明ponanzaの初手▲7八金対策を相談された際に「初手▲7八金なんて全然とがめられないよ」と述べたという[8]

後手が振り飛車にした実戦例は▲千田-△糸谷戦(2016年)など。


▲4八銀編集

詳細は「/▲4八銀」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲4八銀まで


▲3八銀編集

▲6八銀編集

後手 なし
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先手 なし
1手目▲6八銀まで

△3四歩と突かれると角道が開けられなくなるが、鳥刺し(引き角+斜め棒銀)を狙うw:嬉野流の出だし。嬉野宏明が考案し、天野貴元が晩年研究した[9]


▲7八銀編集

詳細は「/▲7八銀」を参照
後手 なし
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先手 なし
1手目▲7八銀まで

△3四歩と突かれると角道が開けられなくなるため、▲8六歩と並んで初手の最悪手に挙げられることもある[10]

しかし、△3四歩に▲6八飛と回って、△8四歩▲6六歩△8五歩▲7六歩とし、△8六歩▲同歩△同飛に▲7七角△8二飛▲8六歩とすれば、以下▲6七銀〜▲8八飛で8筋逆襲を狙って一局の将棋となる[10][11]

公式戦での実戦例は▲小泉-△永瀬戦(2012年)のみ。


▲6八玉編集

▲日浦-△櫛田戦(1992年)、▲石橋-△斎田戦(2011年)の実戦例がある。

▲5八玉編集

▲小泉-△阿部健戦(2010年)の実戦例がある。

▲4八玉編集

▲5八金右編集

▲4八金編集

▲3八金編集

2017年に行われた第2期将棋電王戦、ポナンザvs佐藤天彦叡王 戦で、このとき先手のポナンザは初手に▲3八金と指している。以下はA図のように進展した。一方でB図先手は鈴木英春が開発したカメレオン戦法から派生した局面。このとき先手鈴木は初手4八銀を使用している。基本的にこうした将棋の進行は、定跡をはずし、乱戦や手将棋に誘導しようという発想からである。

後手 歩
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先手 角歩4
A図 先手ポナンザ
後手 角歩
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先手 角歩2
B図 先手カメレオン

▲4八飛編集

▲3八飛編集

後手 なし
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先手 なし
1手目▲3八飛まで

w:将棋世界』1983年6月号で、当時w:石田和雄が担当していた「将棋相談室」に、「問:お父さんに勝つには」と題した質問があった。父親が先手番の際に初手に▲3八飛と指し、後手の質問者は矢倉に組むと▲2五桂から3三歩、三間飛車には▲2六銀から3五歩で、いつもやられているという。

この回答として、石田の検討によると、「タテ歩取り模様で指す」。

初手▲3八飛のねらいは、△3四歩を待って▲3六歩から3五歩を狙っているという。しかしながら、実際には▲3五歩△同歩▲同飛ときても、△3二飛とぶつければ、いやな筋は吹き飛んでいる。この順は形成は互角。

初手▲3八飛をとがめる順は、後手は△8四歩と指す。

以下先手が▲7六歩であると△8五歩には▲7七角△3四歩▲8八銀△7七角成▲同銀△2二銀▲3六歩△3三銀▲7八金△3二金では、飛車寄りの一手がおかしくなっている。途中▲7八金で▲3五歩では△同歩▲同飛には△2四角がある。

一方▲3六歩なら、△8五歩▲7八金△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8四飛▲3五歩の変化が予想され、以下は例として△7四飛とし、▲9六歩△1四歩▲6九玉△3二金▲4八銀△1三角▲6八銀に△3四歩▲同歩△3五歩と指す要領になる。この際の後手の囲いは△7二銀~6二玉~7一玉である。

こうした、角筋を止める着想はプロでは幾分無理であるが、定跡をはずすのには一理ある指し方でもあるという。

なお、上述の初手▲3六歩でも同様の狙いであり、▲先崎対△谷川戦(1989年、NHK杯)でも同様な先手居飛車・後手タテ歩取り模様の戦型となっている。


▲1八飛編集

▲6八金編集

▲5八金左編集

▲1八香編集

▲9八香編集

▲8六歩編集

後手 なし
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先手 なし
1手目▲8六歩?まで

初手の最悪手とされる[12]

弱点である角頭の歩を相手の飛車先に差し出す手で、△8四歩▲7八金△8五歩▲同歩△同飛▲8七歩と一方的に飛車先を切られることとなる。

公式戦での実戦例は▲増田-△小阪戦(2000年)のみ。


脚注編集

  1. ^ 羽生 2009, p. 84.
  2. ^ 羽生 2009, p. 86.
  3. ^ ▲2六歩に△3二飛?は、▲2五歩△3四歩▲2四歩△同歩▲同飛となって▲2三飛成が受からない。
  4. ^ ▲2六歩△3四歩▲2五歩△3三角▲4八銀△4四歩▲5六歩△3二銀▲7八銀△4三銀▲7九角△2二飛▲5七角が一例。ただし6手目で△8四歩と突かれると先手が損とされる(森内ら 2014、pp. 45-50)。▲佐藤康-△菅井戦(2015年)などの実戦例がある。
  5. ^ △8六歩▲同歩△同飛は▲2二角成△同銀▲7七角。
  6. ^ 鈴木 2010, p. 21(藤井猛の見解)
  7. ^ 鈴木 2010, pp. 27-28.
  8. ^ 村山 2015, p. 150.
  9. ^ 天野 2015, p. iii.
  10. ^ 10.0 10.1 谷川 1988, p. 19.
  11. ^ 青島 1996, p. ページ数不明(佐藤康光の見解)
  12. ^ 谷川 1988, p. 18.

参考棋譜編集

参考文献編集

外部リンク編集

ウィキペディア将棋の記事があります。
ウィキバーシティ将棋の学習教材があります。
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