このページは、高等学校言語文化のページです。

はじめに

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『言語文化』は、古文、漢文、近現代の文学的文章(小説・詩歌)の読解などを通じて日本語の織りなす文化についての理解を深める科目です。

古文とは、日本語成立〜江戸時代に書かれた文章のことです。高校では主に平安〜鎌倉期の古典文学作品を主に扱いますが、たまに奈良・室町・江戸時代の文章が登場します。
漢文とは、古代中国における書き言葉(文語体)で書かれた文章のことです。高校では主に春秋戦国〜前漢期の文書と唐代の漢詩を扱いますが、たまに日本で書かれた漢文も登場します。
小説とは、作者の構想を通じて人物や事件・人間社会を描き出そうとする、話の筋をもった作品です。
詩歌とは、和歌や俳句・詩など、一定の韻律をもって形式の整った文章のことです。韻文とも言います。
なお、wikibooksでは、随想を論理的文章として扱います。

論理的文章(評論文・随想)は現代の国語で扱います。


著作権の関係上wikibooksに現代の文学的文章を掲載するのは難しいので、一部を除いて教材の題名と出典を紹介するだけにとどめます。なお、既に著作権が切れている文学的文章は文学国語及び論理国語で扱います。

万葉仮名は平仮名に直していますが、それ以外は原文のままです。

教材

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教材は筑摩書房の教科書『言語文化(随想を除く)』に従っています。

日本語の変遷

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古文

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  • 宇治拾遺物語
    • 『兒のそら寢』
    • 『繪佛良秀』
  • 十訓抄
    • 『大納言顯雅卿』
    • 『大江山』
  • 竹取物語
    • 『かぐや姫誕生』
    • 『かぐや姫の昇天』
  • 伊勢物語
    • 『芥川』
    • 『東下り』
    • 『筒井筒』
    • 『梓弓』
  • 土佐日記
    • 『門出』
    • 『亡き兒をしのぶ』
    • 『歸京』
  • 更級日記
    • 『東路の道の果て』
    • 『をかしげなる猫』
  • 徒然草
    • 『つれづれなるままに』
    • 『丹波に出雲といふ所あり』
    • 『ある人、弓射ることを習󠄁ふに』
    • 『名を聞くより、やがて面影は』
    • 『花は盛りに』
  • 方丈記
    • 『ゆく河の流れ』
    • 『仮の庵』
  • 平家物語
    • 『木曾の最期』
    • 『那須与一』
  • 萬葉集
    • 『あかねさす/額田王』
    • 『近󠄁江の海/柿本人麻呂』
    • 『天地の/山部宿禰赤人』
    • 『田子の浦ゆ/山家宿禰赤人』
    • 『わが園に/大伴󠄁旅人』
    • 『世の中を/山上憶良』
    • 『石走る/志賀皇子』
    • 『夏の野の/大伴󠄁坂上郎女』
    • 『君が行く/狭野弟上娘子』
    • 『多摩川に/東歌』
    • 『父母が/防人歌』
    • 『うらうらに/大伴󠄁家持』
  • 古今和歌集
    • 『見わたせば/素性』
    • 『さくら花/紀貫之』
    • 『五月待つ/作者不詳』
    • 『風吹けば/凡河内躬恒』
    • 『冬ながら/清原深養父』
    • 『春日野の/壬生忠岑』
    • 『思ひつつ/小野小町』
    • 『さくら花/在原業平』
    • 『天の原/安倍仲麿』
    • 『泣く涙/小野篁』
  • 新古今和歌集
    • 『春の夜の/藤原定家』
    • 『風通󠄁ふ/藤原俊成女』
    • 『うちしめり/藤原良経』
    • 『さびしさは/寂蓮』
    • 『志賀の浦や/藤原家隆』
    • 『玉の緖よ/式子内親王』
    • 『思ひあまり/藤原俊成』
    • 『年たけて/西行』
  • 奥の細道
    • 『序』
    • 『白河の關』
    • 『立石寺』
  • 正徹物語
    • 『待つ戀』
  • 玉勝間
    • 『兼好法師が詞のあげつらひ』
    • 『いにしへよりも後世のまされること』

漢文

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  • 日本書紀
    • 『十七箇條憲法』
  • 韓非子
    • 『守株』
  • 唐詩紀事
    • 『推敲』
  • 戰國策
    • 『借威虎』
    • 『漁夫之利』
  • 淮南子
    • 『󠄂塞翁󠄂馬』
  • 十八史略
    • 『管鮑之交』
    • 『刺客荊軻』
    • 『死諸葛走生仲達』
  • 日本外史
    • 『那須宗高』
  • 唐詩
    • 『登鸛鵲樓/王之渙』
    • 『鹿柴/王維』
    • 『秋風引/劉禹錫』
    • 『江雪󠄁󠄁/柳宗元』
    • 『涼州詩/王翰』
    • 『望󠄂廬山瀑布/李白』
    • 『江南春/杜牧』
    • 『過󠄁故人莊/孟浩然』
    • 『登嶽陽樓/杜甫』
    • 『香爐峯下、新卜山居/白居易』
  • 論語
    • 『學而第一』
    • 『爲政第二』
  • 老子
    • 『第十八章』
    • 『第三十三章』
    • 『第五十六章』
    • 『第八十章』
  • 列子
    • 『朝三暮四』
  • 齊物論
    • 『朝三暮四』
    • 『胡蝶之夢』
  • 唐宋八家文讀本
    • 『雜説』

小説・詩歌

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  • 羅生門
  • 夢十夜
  • 待ち伏せ(ティム・オブライエン 村上春樹・訳『The Things They Carried』1990年)
  • 小諸なる古城のほとり
  • 樹下の二人 -みちのくの安達が原の二本松松の根かたに人立てる見ゆ-
  • 二十億光年の孤独(谷川俊太郎『二十億光年の孤独』1952年)
  • 崖(石垣りん『表札』1968年)
  • I was born(吉野弘『I was born』1952年)
  • 短歌
    • 『その子二十歳/与謝野晶子』
    • 『清水へ/与謝野晶子』
    • 『のど赤き/斎藤茂吉』
    • 『最上川/斎藤茂吉』
    • 『春の鳥/北原白秋』
    • 『君かへす/北原白秋』
    • 『白鳥は/若山牧水』
    • 『幾山河/若山牧水』
    • 『東海の/石川啄木』
    • 『友がみな/石川啄木』
    • 『日本脱出したし/塚本邦雄』
    • 『馬を洗はば/塚本邦雄』
  • 俳句
    • 『春かぜや/高浜虚子』
    • 『谺して/杉田久女』
    • 『芋の露/飯田蛇笏』
    • 『いくたびも/正岡子規』
    • 『分け入っても/種田山頭火』
    • 『水枕/西東三鬼』


副読本

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上の教材の内容を補完したり、見識を広めるための読書教材を紹介します。

  • 小川和佑『桜と日本人』1993年
  • 佐多稲子『秋の日の影』1978年
  • 横光利一『春は馬車に乗って』1926年
  • 藤沢周平『小説の周辺』1990年
  • 竹西寛子『「あはれ」から「もののあはれ」へ』2012年
  • 高井雄一『夢の碑』1976年
  • 梶井喜次郎『檸檬』1925年
  • 荒川洋治『詩とことば』2004年


関連書

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